9月に入っても一向に猛暑が止まりません、むしろこのところは8月下旬よりも暑い日が続いています、そんなここ数年の夏季の猛暑で各所に影響が出ています、もっとも深刻なのが農業関連ではないでしょうか、2年前から猛暑の影響で畑が砂漠化して野菜が全滅したなんていうニュースが相次いでいます、そして夏野菜の高騰も止まることを覚えません。
外食産業も季節メニューの切り替えタイミングが難しくなっており世の中の求める味や料理の趣向もまた変わりつつあります、衣類業界も秋物が店頭に並んだかと思うと翌週には夏物が店頭に並べ直されています、どの業界も春や秋の季節感が失われつつある中で市場予測が難しい状況が続きます、エアコンや暖房機器といった電化製品は更に深刻で予測を一歩間違えれば大量在庫に見舞われます。
さてそんななかで昨年末に創出した農業法人では猛暑を逆手に取って各種の実験を行っています、例えば夏蒔き秋採りに向く野菜の品種を確認したり年2回以上連作可能な野菜を実験しては探しています。
この数年の猛暑で農業研究機関は春よりも猛暑が過ぎた後に種を蒔く方が効率的だとする見解を示しています、何故ならその方が虫害や雑草の影響が少なく野菜の成長に最適な気温となるからだと言います、少なくてもこれまでの常識は通用しない気候になっているのは間違いありません。
ここ数年の私の信条は「何事にも抗わずに素直に自然の流れに従い、その中で自身を自然に合わせて変化させていく」、こんな状況で幸福に暮らす方法はそれしかないのです、抗えば必ず何らかの報いを受けるのです、これまでの常識を捨て未来志向で道楽ビジネスも愉しんでいければ本望です。
永住の地に確立した本丸にはたくさんの果樹や樹木が植わっています、そして伐採しなければならない枯れてしまった樹木や伐採したほうがよい老木も多数存在しており数にして20本以上は優にあります、更には長年放置されていた老木の更新剪定によりたくさんの太い枝が出ます、またリノベーションによって新規に購入すれば結構な価格の立派な一枚板が多数廃棄されます。
これらを廃棄してもらうだけでざっと見積もってもらうと100万円近くになります、使える用途があるのであればお金を払って廃棄するのではなく使えるものは使おうと昨今思考を凝らしています、取り急ぎ内装のリノベーションで出る立派な一枚板は厚みもあるので屋外用のベンチテーブルをDIYで2つ作ることにしました。
それぞれ本丸とオフィスの庭に置いて作業の休憩場にしたいと思います、また気候のよい季節には屋外でランチや家飲みもできるようになります、これまでは一休みする場所もなく本当に大変でしたからスタッフも大喜びするでしょう。
また枯れ木や老木を伐採した太い伐採木はキノコ栽培に使えないかと研究しています、更に枝などは自分流レイズドベッド農法の緑肥に使えます、更には畑や果樹園の地中に埋めて有益な糸状菌を繁殖させ土壌改造に使えると考えています、お金を払って廃棄するより有益に使えればゴミも宝と化するのです、要はこれら全てが道楽で磨いてきた研究と実験の賜物なのです。
7年ほど前に菌の性質に心惹かれて以来自身で麹菌や乳酸菌を自然発生させたり培養させたり、またそれらを使って発酵食品を作ったり、新たな漬物の方法を編み出したりして大いに愉しんでいます、なかでも大興奮したのは糠床を使わない糠漬けを発案し種菌を一切使わず乳酸菌を自然発酵させて成功した時です、自身の理論が正しかった証明でもあり、これをきっかけに更に菌の世界に魅了されていきました。
菌を知ると冷蔵庫などで保存している食材の状態が明確に解るようになります、例えば腐っているのか過発酵しているのか、食材の表面にできる白っぽいものが有毒なカビなのか無害な麹や酵母なのかなども手に取るように解ります、多くの人が食材に異物が発生すると腐ったりカビが生えたと思って捨てています、逆に例えば生ハムやナチュラルチーズなどの食材が最も美味しくなるマックス状態だとしたらなんともったいないことをしているのでしょう、でもこれが世間一般の現実なのです。
それでも何年も菌生活していても未だに未知の状況に遭遇します、でも各種の状態や状況を多数経験していると初めての状況でも匂いや触ってみただけで味見することなく的確に腐敗と発酵が判断できるようになります、7年前は近寄るのも恐る恐るだった菌との共生活でしたが今では菌を自分の都合に合わせて自在にコントロールし発酵食品のアレンジが思いのままにできるようになりました。
先日も梅の塩漬けの表面に白い幕が張りました、その状況を見てすぐ「産膜酵母」が発生していることが解りました、産膜酵母そのものは無害であり正常に発酵している証拠でもあるのですが放置すると食材が過発酵によって著しく味が落ちたりその状況が過ぎると本当にその上にカビが生え腐敗してしまいます、したがって漬け汁を捨て梅を洗い直して新たに塩度を上げた漬け汁で漬け直したのです、こういった判断と処置が経験によって瞬時に行えるようになるのです。
本丸の庭に果樹園や畑にはたくさんの野草や樹木が生えています、徐々にこれらの植物を写真を撮っては調べているのですが、調べれば調べるほど薬膳茶として利用できる植物が多いことに驚きます、まさに本丸は薬膳茶の宝庫です。
私は中学生の頃から大のコーヒー好きで社会人になってからは1日にレギュラーコーヒーで5杯は飲んでいます、ところが冒頭に書いたようにお茶になる植物の宝庫でそれぞれ生薬として効能が謳われているものばかりです、なかでもタンポポ・ナズナ・ドクダミ・スギナなどは漢方薬にもなっているし健康茶として売られています。
そんな感じでお茶の宝庫であることが解り今後は健康茶を研究してみようかと考えています、道楽を通してみんなが健康になればそんな喜ばしいことはありません。
ということでこれまでドクダミは実際に試しているし時々飲んでいるのでスギナ茶を今回作って試してみました、思いのほか甘くて美味しいのです、これコーヒーの代わりに飲めばきっとよく眠れるようになるのではないでしょうか、精神安定にデトックス、そしてなんといってもアンチエイジングに効く成分と鉄・リン・カルシウムなどのミネラルもたっぷり入っています。
今年は既に時期遅しでしたが来春はナズナを試してみようと思います、また野草だけではなく樹木としても柿・栗・桜などがあり昨日ビワの木が手に入りましたので数年後には葉をお茶にできます、花ではモクレンなどお茶にできる植物も豊富にあります、梅などの果実に加えてお茶になる植物と、まるで私の老後は生薬に囲まれて暮らすようです。
大自然の中で暮らすということは大自然に生息する植物や動物との触れ合いも必ず付いてきます、動物では野鳥やカナヘビなどは当たり前ですが昆虫類も多数遭遇します、蟻や蚊に始まり蜂にバッタ類と子供の頃に草原や山で遊んでいた時のことを思い出します、もう見ることも無いだろうと思っていたキリギリスやトノサマバッタとの遭遇は興奮すら覚えました。
毎回お手伝いで参加する女性陣も昨年はカナヘビや蜂にかなりビビッていましたが今では慣れたのか平然としています、ただ蚊とブユだけは受け入れられないようです、今春も早々に蚊とブユの洗礼を受け意気消沈気味になっていました、私はというと子供の頃にいろいろな動物を飼っていましたのでどんな昆虫や爬虫類などの生き物が生息しているのか興味津々です、植物と同様にこの地に生息する動物も記録していきたいと思います。
ネットで調べてみるとこの地には意外にも絶滅危惧種の昆虫類が多いようで是非とも実際に見てみたいと思っています、この地に住むようになったらあちこちの山へ散歩がてらに探索したいと考えています、またビオトープを庭に造ろうと考えているので各種の爬虫類や昆虫類が生息していることは実にありがたいと思うのです、何故なら庭に池を作るだけでビオトープが完成してしまうからです、ちなみにビオトープとは自然の中にある池や沼などの水中と陸上の動植物の小さな空間を指しています。
東京でビオトープを行おうとすれば大きな水槽などで閉じた空間を創り人工的な池や自然を創り、そこにメダカや昆虫類を買ってきて放さないといけないのです、私はいつか自然の中で自宅の庭にビオトープを創りたいと思っていたのでまさに本丸はぴったりの空間なわけです、いままではここに生息する野草を気にしていましたがこれからは昆虫類にも注目することにしましょう。