「何故?」は何かを始めた瞬間に生じる。
そしてそれを継続させている間は、
常に新しい「何故?」が発生し続ける。
進化する過程において極めて健全な状況である。
「今のままで良い」と、
疑問を打ち消した瞬間に逃げの姿勢が芽生える。
現状に妥協した者は進化を止め退化の道を転がりだす。
疑問は進化の漢方薬である。
尋ねてもいない事やプライベートな事を自ら話す人。
さて、この心理は如何なるものであろう?
一つ、自ら曝け出すことで信用を得ようとする行為。
一つ、相手の気持ちを確認する行為。
一つ、自分を評価して欲しいという承認欲求。
人は意味も理由も無い事を話さない。
何れのケースも自己都合優先で相手の気持を無視した行為。
少なくても本意が確認できるまでは、
言葉に釣られて不要な事実を曝け出すのは危険極まりない。
過去の栄光や自尊心など何らの利益にもならない。
充実したビジネス人生は無益な事を忘れさせてくれる。
何故なら無益な事に費やす時間も労力も無いからだ。
対して、充実してないと時間は有るがお金は入らない。
やりたい事ができても先立つ資金が無いのが事実。
だから無益な事しか考えられなくなる。
成功したいならぶれないゴールをしっかり描くことだ。
他者動向も気にならないし目標だけを目指すことができる。
お金も成功も追い求めるものではない。
自身の姿勢と行動の結果に付いてくるものだ。
確証からの根拠と勝算をもっての情報発信。
ただ、それを受けた人がどう捉えるかは、
発進する人の思惑ではなく受けた人の感性次第。
無条件で乗るか、それともスルーするか、
情報を受ける人には選択の自由がある。
ただし、その判断が正しかったのか、
それとも間違っていたのかは別問題。
答えは数年後の状況がしっかりと教えてくれる。
ビジネスセンスとはこういうことだ。
センスが有れば本物の情報を得て有益に活用する。
センスが無ければ偽物の情報に踊らされる。
ビジネスセンスとはある意味での第6の感覚である。
長年の経験によって培われ、
成功を重ねることによって磨かれる究極の肌感覚である。