ビジネス書籍などで「常識の中に答えは無い」的な表現が使われることが多いのですが、それはいったい何を指しているのでしょうか?
常識とは「既に目の前に存在するもの」に基づいている思考です、現状打破の変化を考えた場合にヒントどころか新しい何かを生む障害にさえなることが多々あるものです。
例えば現時点で消費者が充分満足している商材と同類の商材を新たに市場に投入したところで見向きもされません、これは新規性欠如による感動がないからに他なりません。
起業家は他者と同じことをしていては存在感を出せないばかりかサービスや商材が売れる可能性も極めて低くなります、如何に誰も言わないけど足りないと感じているものを見つけ出し、それを事業として立ち上げ早期に資金投下してイニシアティブを取れるかが成功への近道となります。
ただし「ふと考えた」小手先のアイデア程度の奇策は短期間しか通用しません、表示方法を変えたところで「顧客目線」に適っていなければ見向きもされません、事業とは変わりゆく時代の先にある「目線と感動」に素早く気付き瞬時に対応することで消費者の心を掴み安定した成長と収益が得られるのです。
「常識」とは現在消費者が見ている目の前のものでしかありません、したがって「常識を覆す」とは消費者の見えていない「欲求」に気付き「感動」する方法で提供できること、これが起業家が成功する方法なのです。
エネルギッシュにビジネスに打ち込む人。
疲れている時でも決して癒してはならない。
癒しは冷やしと同様に再起動するに多くの時間を要する。
コメント:
癒しは悩んでいたり落ち込んでいる人に効果がある、元気な人に用いればやる気を無くすだけである。
前向思考とは先に結論ありきで詳細は後で決める。
詳細を決めてから結論を出すのは後ろ向き思考の極み。
コメント:
ビジネスは常に伸るか反るかが先決である、詳細はその後の話しである。
だいたいが、結論が遅いのは何事に対しても成功しない人の最大の特徴である。
「何故、起業したのか?」、「何故、その事業を選択したのか?」、この「何故?」現象は起業を考えた時から発生しそして経営を行っている限り存在し続けます、更には経営を行っていくうえでは常に新しい「何故?」が発生し途切れることはありません。
例えば「何故、売れないのか?」、「何故、利益が出ないのか?」、「何故、消費者に受け入れてもらえないのか?」などです、ズバリ言うと一つの事業推進を考えて「何故?」が存在する限りその事業は完成していないことを意味しています。
逆に言えば、「何故?」が発生し続ける事業は進化の途上であり、まだまだ改良の余地や成長の余地が残されているということになります、また経営者の思考は「何故?」によって活性化し「何故?」を一つ一つ解決していくことで進化・成長していくものです。
「何故?」が発生し続けることは苦痛でしょうか、いいえ「何故?」が発生しなくなった経営者は思考が退化していき、本当の苦痛を味わいます。
「何故?」現象は経営者の思考が健全である証拠でもあるのです、常に「何故?」を発見し、そして積極的にそれをクリアして行くことが経営者として進化・成長させていくのです、「何故?」現象は「経営者の最大の愉しみと考えて逃げずに向き合っていく姿勢が肝要です。
経営者としてビジネスマインドが如何に重要かは言わずもがであり常識ともいえるものです、当然のこと「絶対にそれをやったら終わり!」という致命的な事項がビジネスの世界には定石として存在しています。
例えば本店所在地然り、ホームページの構築の仕方然り、マーケティングや集客方法然りです、これらは同じ業界業種でも株式会社や合同会社、ましては社団法人では向けられる視点が事業であったり会員であったりするために表現内容や方法がまるで異なるものとなります。
つまり業種もさることながら業態によってはプラスがマイナスに作用することにもなるのです、これがブランディングの最大の盲点とも言えます。
ブランディングコンサルタントは5万といますが企業の業態や業種を熟知し総合的に企業価値を上げられる人はいったいどれほどいるのかと疑問さえ湧きあがります、経験も無いのにアイデアや小手先の感覚でアドバイスしてはクライアントを更に苦境に追い込んでいくことさえ見受けられます。
周囲の誰もがすぐ判るような簡単なビジネス定石の罠、当事者の経営者には浮足立ってなのか目先や感覚的なものしか見て考えていないのか、まるで気が付いていない場合があります。
アイデアを出すことなら誰にでも簡単にできる事です、問題はそのアイデアやアドバイスが当の企業の業種や業態を総合的に判断して適切なものか否かなのです、責任の取れない者が知ったかぶってコンサルティングを行うのはもっての他ですがそれを見抜けない経営者自身も自業自得と言われても致し方ないということでしょう。