「あと一歩で成功者になれたのに・・・」、他者のこんな心のつぶやきを何度聞いてきたことでしょうか、私は過去には多くの社員、そして経営塾で門下生を指導してきて本当に不思議なのですが大人の人間としてどうしてもある一線を越えることができない人が多々いるのです、成功するかしないかを決めるのは超えなくてはいけない自身の心の中に在るボーダーラインを越えられるか否かしかないと思うのです。
このボーダーラインを超えるにはもの凄い精神力を必要とし更には自身と素直に向き合い自分に失望するほどに正確に自分という個性を理解しなければならないのです、人は生まれてすぐに「業」に目覚めます、いわゆる生きていくために必要な食欲・睡眠欲・排泄欲の三大欲以外の自己保身や自己都合に合わせた人間だけに与えられた醜い欲です。
その欲の中でも成功者になる邪魔をするのが自尊心・自己愛・虚栄心・羞恥心・青い正義感・自己都合による拘りなどです、本当にこれらはビジネスにはどうでもよいほどにつまらない存在はありません、そんなどうでもよい欲を捨てて心に素直になったとき本当に自身が欲する目的や目標の前に立ちはだかるボーダーラインをスーっと超えることができるのです。
超えた瞬間は自分でもびっくりするほど気持ちが楽にそして穏やかになります、それまで気が狂うほど不安のどん底に居た自分が嘘のように思えます、ボーダーラインを眼前にして気が狂いそうになっていた不安な事実などボーダーラインを越えた瞬間に自分が描いた醜い幻想だったことを思い知るのです。
「一度でも私を信じてくれたのならどんな事が起きようが最後まで信じきること」、私は指導する前に必ずこれを相手に告げます、相手のもっとも捨てるべきものを知った瞬間、あえてそれを強烈に意識するように指導しているのですから一歩間違えれば嫌われるのを超えて恨まれるかもしれません、私にとってもギリギリの戦いなのです。
でも「受け入れたからには自身の責任において指導する、指導通りに変化することが出来たら全てを保証する」、これが私の流儀なのです、超えるべきボーダーラインを越えた人は生まれ変わったかのように大きく変貌します、まさにシン・ゴジラのように不要な部分が消え有益な部分だけが極まります、そして老若男女問わずに一緒に目標に向かえる人になるのです。
超えるべきボーダーラインを超えること、超えてはならないボーダーラインは超えないこと、成功者とはこの2つのボーダーラインの狭間で生きている人なのです、時のベンチャー企業の武勇伝を細かく調べてみてください、共通してトップは腹心とも呼べる幹部を嗅覚で選択し阿吽の呼吸で進められるように完全なまでに指導していきます。
その幹部は苦労の末に見違えるほどに成長しトップと共に大きな達成感とお金と名声を手にするのです、自身の中に在るつまらない感情や欲に邪魔されては超えるべきボーダーラインをあと一歩で越えられずに成功の瞬間を目前にして去っていく人が後を絶ちません。
「曜日に縛られているうちは成功はあり得ない」、これは私が経営者デビューからずっと意識していることです、会社員でも曜日に縛られずに土日も祝日も会社に出て仕事して自分のペースで代休を取る人もいます、実は知財技術やIT開発を行ってきた私もそうでした。
納期や期限は待ってくれないのです、結果が全てがプロの世界です、やるときにやらなければできたとしても期限切れで意味が無いのです、曜日だけではなく時間もそうです、ビジネスの優先事項に合わせて早朝から仕事をして昼には退社しても何らおかしくないわけです。
月曜日に将来を決めるような大事な商談があるとしたらぎりぎりの月曜日の朝まで資料の整理から商談のシミュレーションをするのが当たり前なのです、そして当日は一発で決めること、これが成功する人の極普通の感覚というものです、ましては経営者やベンチャー企業の社員であれば曜日ではなくて重要なのはいつ優先すべき事項のXデーがあるかということです。
どんな状況であれ曜日に縛られ曜日単位で業務を組み立てているようでは頑張っても会社員の年収と変わらないでしょう、曜日も時間も関係なく結果を追求するようでなければ他者と差別化を図ることは極めて難しいと思います、そして成功している人は世間が休んでいるときに一気に仕事をして世間が仕事しているときに悠々と人の居ない観光地でのんびりしているものです、世間と同じことをしないこと、これが成功者になるための鉄則なのです。
ブランドコンサルティング企業であるインターブランド社は毎年10月頃に前年度の世界ブランドランキングを発表しています、世界ブランドランキングは企業の市場における知名度や影響力を世界レベルで調査し更に財務状況を加味してランキングされたものです。
数年間のランキング推移をみると今のそして未来の勢力マップが見えてきます、更に重要なのは今後どのような業界が潤っていくのか、その中で自身のビジネスはどのようなところに活路を見出していけるのかという未来予測を行うことです、最低でも5年先を読んで事業投資した企業が繁栄する、これは過去から変わらない勝者の法則です。
ちなみにここ最近の世界ブランドランキングの上位の多くはIT企業です、その中でトヨタなど日本を代表する企業が検討していることは嬉しい限りです、自動車ではトヨタが世界トップブランドです、しかも毎年ベスト10入りしているのはすばらしいことです。
ただベスト10の8社はIT企業です、すこし前までは自動車や家電が上位を占めていました、それがあっという間にIT系企業が上位を占めるようになったのです、如何に今の世の中はインターネットと連動したビジネスが巨大な市場を形成し経済マップを占有しているかが解ります、そして買い物も生活そのものもリアルから世界規模でのネット時代が到来していることが解ります、日本の都会に住んでいると解らないかもしれませんが好きな物をいつでもリアルで買うことができない人の割合が世界全体で85%も占めます。
ちなみに日本企業のIT以外の業種ではホンダ・キャノン・日産自動車・ソニー・パナソニックなどが毎年ベスト100入りしています、日本が世界に誇ったカメラなどの精密光学機器類ですが今ではデジタルカメラが全盛でさらにはスマートフォンに取って代られた構図が浮き彫りです、そしてクレジットや支払いもスマートフォン決済の時代へと移行していくのでしょう。
時代の流れとは技術の発展と新分化の誕生により常にドライでクールです、便利になる一方で極めて非情な側面を持っているのです、誰かが繁栄すれば誰かが淘汰される、何時の時代も地球規模では経済の総量は全体的に底上げされているだけで、競争原理の構造自体は何も変わっていないのです、成功したければどうしたらよいか、先ずは次代に繁栄するトレンド業種に乗ることです、こんな明確で簡単な理論は他にありません。
失う怖さの克服法。
「それは最初から無かったもの」だと考えればよい。
一度手にしたものを捨てられる人は失う怖さを知らない。
コメント:
一度手にしたものを失う怖さは、ビジネスの最大の障害になります、これが一つの持つリスクである。
ならば人も事業も物も、最初から無かったと考えればよい。
数の多さを誇る価値観は確かに存在する。
であれば数の少なさを誇る価値観も同時に存在している。
コメント:
SNSのフォロワー数や人脈の多さを誇示する人は多数いる、その人たちは共感性を最大の武器にして薄利多売思考で、量より質という最も大きな価値感を見出すことができないC2C思考の極みである。
だから常に付き合う人をコロコロと変え、生涯有益なビジネスを構築することはない。