2024年6月10日 07:00
ブランドコンサルティング企業であるインターブランド社は毎年10月頃に前年度の世界ブランドランキングを発表しています、世界ブランドランキングは企業の市場における知名度や影響力を世界レベルで調査し更に財務状況を加味してランキングされたものです。
数年間のランキング推移をみると今のそして未来の勢力マップが見えてきます、更に重要なのは今後どのような業界が潤っていくのか、その中で自身のビジネスはどのようなところに活路を見出していけるのかという未来予測を行うことです、最低でも5年先を読んで事業投資した企業が繁栄する、これは過去から変わらない勝者の法則です。
ちなみにここ最近の世界ブランドランキングの上位の多くはIT企業です、その中でトヨタなど日本を代表する企業が検討していることは嬉しい限りです、自動車ではトヨタが世界トップブランドです、しかも毎年ベスト10入りしているのはすばらしいことです。
ただベスト10の8社はIT企業です、すこし前までは自動車や家電が上位を占めていました、それがあっという間にIT系企業が上位を占めるようになったのです、如何に今の世の中はインターネットと連動したビジネスが巨大な市場を形成し経済マップを占有しているかが解ります、そして買い物も生活そのものもリアルから世界規模でのネット時代が到来していることが解ります、日本の都会に住んでいると解らないかもしれませんが好きな物をいつでもリアルで買うことができない人の割合が世界全体で85%も占めます。
ちなみに日本企業のIT以外の業種ではホンダ・キャノン・日産自動車・ソニー・パナソニックなどが毎年ベスト100入りしています、日本が世界に誇ったカメラなどの精密光学機器類ですが今ではデジタルカメラが全盛でさらにはスマートフォンに取って代られた構図が浮き彫りです、そしてクレジットや支払いもスマートフォン決済の時代へと移行していくのでしょう。
時代の流れとは技術の発展と新分化の誕生により常にドライでクールです、便利になる一方で極めて非情な側面を持っているのです、誰かが繁栄すれば誰かが淘汰される、何時の時代も地球規模では経済の総量は全体的に底上げされているだけで、競争原理の構造自体は何も変わっていないのです、成功したければどうしたらよいか、先ずは次代に繁栄するトレンド業種に乗ることです、こんな明確で簡単な理論は他にありません。