2026年2月14日 10:00
代表にお分けいただいた若木の生長記録です。2026/1/24時点
代表からいただいたこの雄大な八房ソナレですが、盆栽の樹形には実にさまざまな名称がついていることを知りました。
例えば真っ直ぐ立ち上がっている「直幹」や、ほうきを逆さにしたような「箒立ち(ほうきだち)」。
また幹がS字を描く「模様木」や、斜めに伸びる「斜幹」など、その姿によって呼び名は多岐にわたります。
なかでも厳しい自然環境を表現したものとして崖から下向きに垂れ下がる「懸崖(けんがい)」があり、そのなかでも枝先が鉢の高さ付近に留まるものを「半懸崖」と呼ぶそうです。
そして一方向からの強い風にさらされた姿を「吹き流し」と言います。
この八房ソナレは右側に力強く枝が流れており、一見すると「吹き流し」の印象が強くあります。
しかし改めて見つめてみると、吹き流しや斜幹の風情を纏いながらもより深みのある「半懸崖」の樹形へと向かって成長しているようです。
代表もそのような姿を意図されながら大切に育ててこられたのでしょうか。
この半懸崖という形を維持するのは決して並大抵のことではありません。
植物は本来、太陽に向かって上へ伸びようとする性質があるため、あえて枝を下へ向かわせるこの樹形は自然の摂理に逆らう高度な技術を必要とするそうです。
下の枝ほど樹勢が弱まりやすいため、日々の細やかな観察と形を崩さないための根気強い手入れが欠かせないようです。
樹形が確立されたこの美しい姿を眺めるたびに、ここに至るまで代表がどれほどの時間を注いでこられたのか、その情熱の重みを改めて実感しています。