
一年を通して葉が茂る背の低い木で、ゆっくりと成長します。
樹高は自然の状態で2〜5m程度ですが、庭木として低く仕立てられることが多く、代表のオフィスの庭にあるものも同様です。
葉は細長く、平たい針のような形をしていて先端はとがっていますが、触ってもあまり痛くありません。
葉の色は濃い緑色で光沢があり、裏側は薄い緑色をしていて、枝にらせん状につきますが、枝から二列に並んでいるように見えます。
枝が密に横に広がる性質があり、自然にこんもりとした丸い形や、低い生垣のような形になります。
剪定に非常に強く、様々な形に仕立てやすいことから、庭木や生垣、盆栽などによく利用されます。
このキャラボクもしっかり剪定されていたようです。
多雪地帯が原産であるため、非常に耐寒性が高く、雪の重みにも強いです。
このキャラボクと似た木にイチイがあります。
キャラボクはイチイの変種で低木性で横に広がる性質が強いのに対し、イチイは高木になるのが主な違いです。
なお、キャラボクの漢字は「伽羅木」、イチイの漢字は「一位」。
伽羅木は沈香(じんこう)の中でも最高級とされる香木の緻密な木目や、堅く美しい材が「伽羅」に似ていたことが名前の由来のようです。
一方、一位は朝廷で高官が持つ笏(しゃく)の材料として使われ、最高位(一位)の官位にふさわしいとされたことが名前の由来のようです。
なかなか奥深さを感じさせる樹木です。
学名:Taxus cuspidata var. nana
分類:イチイ科 イチイ属

サツキやツツジの間からすくっと生えてきたヤシ?
関東地域でヤシが生える訳がないと思いながらもヤシ?って聞いてしまいます。
ヤシ科なので総称すれば間違いではないと思いますが、シュロを覚えてほしいです。
写真を撮っていると、代表のオフィスのお隣の棟梁が、
「寺の木だから抜いたほうがいいよ」
とアドバイスをくれます。
代表からもシュロは不要なので抜くようにと指示をいただき、
小さいのですぐ抜いて、(30センチくらいの小さいものは手で簡単に抜けます)
「自宅の庭にもよくあるシュロがなぜ寺の木なのか」と思いながら、帰って調べると、
『まっすぐで丈夫な幹は、寺の鐘を突く撞木(しゅもく)に使われます』
なるほど。
日本には、本州以南に自生するワジュロ(和棕櫚)と中国原産のトウジュロ(唐棕櫚)の2種類がよく知られています。
葉の縁が細かく裂けて垂れ下がるのがワジュロ、あまり垂れ下がらず上向きに立つのがトウジュロです。
写真の代表のオフィスの庭にあったのは葉が垂れ下がっていたのでワジュロ、私が子どものころよく見かけていたのもワジュロ。
そういえば、代表が所有していたイタリアンレストランで働かせていただいていた時、駐車場の真ん中に3m超のワジュロがあって、枯れ枝を刈り込んだのを思い出しました・・・。
今はどうなっているのか、少し気になります。
あと、春になると黄色い花が咲きます。
学名:ワジュロ(和棕櫚)Trachycarpus fortunei var.wagnerianus
学名:トウジュロ(唐棕櫚)Trachycarpus fortunei
分類:ヤシ科シュロ属
開花時期:4~6月