
代表の本丸ロッジの庭でひっそりと育っています。
樹高は通常3~5mほどに成長する落葉小高木で、環境が良いと15mに達することもある非常に強健で日本の気候に馴染み深い樹木です。
若い茎は瑞々しい緑色をしていますが、触れるとわずかに角張った4稜(りょう)という独特の感触があり、成長すると灰褐色の樹皮に縦の網目模様が入る風格漂う姿へと変化します。
すっきりとした枝ぶりがその美しさを引き立て、葉は枝の節に2枚が向かい合ってつく対生(たいせい)で、秋には鮮やかに紅葉しますが、冬近くまで緑色のまま枝に残ることもあり季節の移ろいを長く楽しませてくれます。

直径0.8cmほどのとても控えめな淡緑色の花を多数咲かせますが、雌雄異株(しゆういしゅ)の傾向があるため、実を楽しむには雌株を選びます。
四角く膨らんだ淡紅色の実が4つに裂け、中から鮮やかな赤橙色の種子が顔を出す姿はまるで木に宝石が実ったような華やかさです。
この実が割れる様子を繭(まゆ)に見立てて「繭実」と書く説もあり、その美しさに誘われて野鳥が集まりますが、人には毒性があるため誤食には注意が必要です。
「真実の弓の木」を意味する真弓(まゆみ)という名前は、その材が緻密で非常にしなやかな性質を持ち、古くから最高の弓の材料として重宝されたことに由来しています。
強靭な生命力と、秋を象徴する鮮烈な実の美しさを併せ持つ非常に魅力的な植物です。
学名:Euonymus sieboldianus
分類:ニシキギ科ニシキギ属
開花時期:5~6月

代表がオフィスの庭に実験用に植栽しています。
樹高は1〜3mほどに成長する常緑低木で原産地では3mを超えることもありますが、鉢植えでは数十cm〜1m程度に収まるため、身近なインテリアグリーンとして長く親しまれています。
多肉植物特有の浅く張る細い根を持ち、体内に水分を豊富に蓄えられるため乾燥には非常に強いですが、その反面、水のやりすぎによる根腐れには気をつける必要があります。
若い茎は瑞々しい緑色をしていますが、年月を重ねるごとに表面がコルクのように茶色く木質化し、中身に水分を蓄えたまま風格漂う低木のような姿へと成長していきます。
枝はよく分かれて上や横へと広がり表面に毛のないツルリとした質感の多肉質な枝葉が密に茂り、こんもりとしたボリュームのある樹形を作り出します。
ぽってりと肉厚な葉は、向かい合って交互に重なり合う「十字対生」という付き方をし、金属のような光沢のある緑色が冬の寒さや強い日差しに当たると鮮やかなワインレッドに縁取られ美しい変化を見せてくれます。
枝の先に直径1cmほどの小さな星型の花を房状にまとめ咲かせ、白や淡いピンク色の可憐な姿で冬から早春の景色に温もりを添えてくれます。
和名の「フチベニベンケイ(縁紅弁慶)」は、寒さで葉の縁が紅色に染まる特徴ともぎ取った葉や茎から簡単に根付く武蔵坊弁慶のようなたくましい生命力にちなんで名付けられました。
「金のなる木」や「成金草」という名前は、かつて新芽が小さいうちに5円玉の穴を通し成長した枝に硬貨が実っているように見せて販売したという遊び心あふれる由来から広まりました。
縁起の良い名前と季節ごとに表情を変える美しい葉、そして初心者でも育てやすい強健さを兼ね備えたまさに幸せを運んでくれそうな多肉植物です。
学名:Crassula ovata
分類:ベンケイソウ科クラッスラ属
開花時期:11〜3月

代表の本丸ロッジの庭に控えめに自生しています。
つるの長さは3〜10m以上にも達する落葉つる性木本で、自立はしませんが支柱や他の樹木を伝って空高くへと伸びていく非常にエネルギッシュな植物です。
通常の根に加えて、茎の節々から気根(きこん)と呼ばれる付着根を出し、これを吸盤のように壁や樹木に張り付かせて力強く登坂するのが大きな特徴です。
年数を経た株の根元は太く木質化して立派な幹となり、灰褐色の樹皮には縦に浅く剥がれるような独特の裂け目が入ります。

春に勢いよく伸びる新枝は成長すると葉や花の重みで優雅にしだれ、茎の節に2枚が向かい合ってつく対生(たいせい)の葉は7〜11枚の小さな葉が並ぶ奇数羽状複葉(きすううじょうふくよう)という形をしています。
夏本番を迎えると、その年に伸びた枝先に直径6〜7cmほどのトランペットに似た漏斗状(ろうとじょう)の花を房状に咲かせ燃えるような橙色や赤橙色で夏空を鮮やかに彩ります。
漢名の凌霄(りょうしょう)には霄(そら)を凌ぐという意味があり、天に向かって高く登る雄大な姿が名前の由来でその読みが訛って「ノウゼン」、そこにつる性植物を指す「カズラ」が組み合わされました。
※凌霄(りょうしょう):霄(そら)を凌ぐ:「空を超えるほど高くそびえること」、「非常に勢いが盛んであること」
秋には豆の鞘(さや)のような10〜15cmほどの長い実をつけ、熟して縦に割れると羽の付いた種子が風に乗って旅立ちますが、日本の気候では実を結ぶのは少し珍しい現象です。
真夏の強い日差しに負けず空を目指してどこまでも伸びていくその姿は、見る人に元気を与えてくれる夏を代表するパワフルな植物といえます。
学名:Campsis grandiflora
分類:ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属
開花時期:6〜9月

代表の本丸ロッジの庭の中心の一角を担っています。
樹高は1〜2mほどに成長する落葉つる性低木ですが、周囲の樹木に寄りかかると3〜5m以上に達することもあり、しなやかな枝をアーチ状に伸ばして成長します。
地中に深く根を張る極めて強健な性質を持っており、そのタフな生命力から、華やかな園芸バラを支える台木(だいぎ)として世界中で無くてはならない存在となっています。
一本の太い幹を立てるのではなく、株元からシュートと呼ばれる勢いのある若枝を次々と発生させて群生し、枝には下向きに湾曲した鋭いトゲを散生させます。
このトゲは外敵から身を守るだけでなく、他の植物などに引っ掛けて自らの体を支える役割も果たしています。
葉は5〜9枚の小さな葉が羽のように並ぶ奇数羽状複葉ですが、葉の付け根にある托葉(たくよう)に櫛の歯のような細かな切れ込みがあるのが本種を特定する際の大切な目印です。

花は枝の先に白い5弁花を房状にこぼれるほど咲かせ、辺り一面にバラ特有の清々しく甘い芳香を漂わせます。
種小名のムルティフローラが「多くの花」を意味する通り、満開の時期には圧倒的な花のボリュームで見る人を惹きつけます。
秋には直径5〜8mmほどの小さな実がツヤのある赤色に熟し、冬枯れの景色に彩りを添えながらお腹を空かせた野鳥たちの貴重な食料となります。
また、未熟な実を乾燥させたものは営実(えいじつ)と呼ばれる生薬になり、古くから人々の健康を支える薬用としても大切に利用されてきました。
山野に自生するトゲのある低木のイバラであることが名前の由来で、古くから日本の風景に溶け込んできた非常に馴染み深い植物です。
可憐な花と香りで心を癒やし、その強靭な根でバラの美しさを底辺から支える魅力あふれる植物です。
学名:Rosa multiflora
分類:バラ科バラ属
開花時期:5〜6月

代表の本丸の庭の中心で力強く繁茂しています。
樹高は1〜3mほどに成長する落葉低木で、環境が良いと5mに達することもある古くから日本の山野に自生する馴染み深い植物です。
地表近くに根を張る浅根性のため水はけの悪い場所だけでなく、極端な乾燥も苦手とするややデリケートな性質を持っています。
樹皮は灰褐色で若木は滑らかですが成長とともにイボ状の突起や縦のひび割れが現れ、味わい深い質感へと変化していきます。
枝には葉の付け根に鋭いトゲが2本ずつ向かい合ってつく対生が大きな特徴ですが、トゲが退化した「朝倉山椒」などの扱いやすい品種も存在します。
葉は小さな葉が5〜19枚ほど羽のように並ぶ「奇数羽状複葉」で、光に透かすと「油点」という精油の細胞が点々と見え、ここからサンショウ特有の爽やかな芳香を放ちます。
花びらのない小さな黄緑色の花を多数咲かせますが、雄の木と雌の木が別々の「雌雄異株」という性質があるため、実の収穫を楽しむには雌株を育てる必要があります。
夏には料理に彩りを添える青い実を、秋には熟して赤褐色になった実をつけ、中から現れる光沢ある黒い種子と果皮はピリリと痺れる辛みと芳醇な香りを楽しませてくれます。
「芽出しから実まで余すところなく活用できる」と言われる通り、その香りと力強い枝ぶりで庭木としても魅力たっぷりな日本の食卓と庭を彩る名脇役といえる存在です。
山に多く自生し辛みや香りのある実をつけることが名前の由来で、古くは「ハジカミ」と呼ばれ実が弾ける様子やその辛みにちなんだ名で親しまれてきました。
学名:Zanthoxylum piperitum
分類:ミカン科サンショウ属
開花時期:4〜5月