
「ヒメヒマワリ」は2つの種類で使われています。
ヒマワリ属としての本来のヒメヒマワリ、
ヒマワリモドキ属としてのヒメヒマワリ。
画像の代表のオフィスの雑草の間から咲いているのは、キクイモモドキ属の方です。
草丈は1m〜2mで、品種によってはそれ以上になるものもあり、ヒマワリ属の小型種と比べると、かなり大きくなります。
花は、黄色で、ヒマワリと比べて、花弁(舌状花)の数が少ない傾向があり、八重咲きの品種もあります。
葉が茎の同じ高さから左右対称に2枚の葉が出る対生であることが最大の特徴で、ヒマワリ属と区別するポイントになります。
非常に丈夫な多年草でで、一度植えると毎年花を咲かせ、地下茎で増えるため繁殖力も旺盛です。
放置していても元気に育つ半面、地植えだと管理が大変!
なお、植物を観察する際に、葉のつき方に注目すると、その植物が何であるかを特定する手がかりになったり、植物の多様性や面白さをより深く感じられます
対生(たいせい):茎の同じ高さの場所(これを「節(せつ)」と呼びます)から、2枚の葉が左右対称につきます。
互生(ごせい) :茎の1つの節から1枚の葉だけがつき、次の葉は少しずれた位置につきます。
輪生(りんせい):茎の1つの節から3枚以上の葉が輪のように(放射状に)つきます。
学名:Heliopsis helianthoides
分類:キク科 ヒマワリモドキ属
開花時期:7月〜10月頃

別名「セイヨウキヅタ」、漢字で「西洋木蔦」、日本語ではすぐにイメージがわきません。
もしかしたら、「アイビー」が最もイメージがわくのではないでしょうか。
実は、ヘデラもアイビーも同じ植物を指します。
ヘデラはキヅタ属の植物の学名で、アイビーはツタの英語名です。
非常に丈夫で観葉植物として広く親しまれている典型的なつる植物です。
この画像は、代表のオフィスの庭にあるヘデラ・ヘリックス。
春先から秋にかけて、旺盛な緑色で庭に活力を与えてくれます。
世界中で最も多くの園芸品種が作出されている植物の一つと言われ、その品種は多岐にわたります。
学名:Hedera helix
分類:ウコギ科キヅタ属
開花時期:10月頃

代表のオフィスの庭の石垣あるマツバギク。
シバザクラとともに春のグランドカバーに彩りを与えています。
漢字では「松葉菊」と書きます。
その名の通り、葉が松の葉に、花が菊に似ていることから名付けられましたが、キク科の植物ではないのです。
葉は細長く多肉質で、花の色は鮮やか、赤、紫、ピンク、白、黄、オレンジなどがあります。
日当たりが良いと花が開き、夜間や曇りの日、雨の日には閉じる性質があり、実際夕方になると花が閉じてくるので、面白いなぁと思いながら観察しています。
茎は地面を這うように成長するので広い範囲の緑化に適しており、グランドカバーや石垣、ロックガーデン、斜面の緑化として非常に人気があります。
もちろん、鉢植えやコンテナで育てて、花を間近で楽しむこともできます。
学名: Lampranthus spectabilis
分類:ハマミズナ科マツバギク属
開花時期:4~6月

漢字で「紫蘭」と書きます。
その名の通り、美しい紫色の花を咲かせることに由来し、繊細で上品、そして少しミステリアスな感じもします。
茎を伸ばして、ラン特有の形をした紫色の花を数個咲かせ、ほのかに甘い香りがします。
東アジア(日本、台湾、中国)に分布し、やや湿った岩の上や林などに自生し、
丈夫で育てやすいため、初心者にもおすすめのランで、古くから庭植えや鉢植えで親しまれてきました。
地植えであれば、代表のオフィスの庭のように、放置していても毎年元気に繁殖していきます。
学名:Bletilla striata
分類:ラン科シラン属
開花時期:5~6月

春に星形のかわいらしい花を咲かせるハナニラ。
その名の通り葉を傷つけるとニラのような匂いがするのが特徴です。
花が咲けばわかるのですが、代表のオフィスの庭には同じような葉の植物があるので、よく見ないと見分けがつきません。
ハナニラは主に観賞用として、花壇、鉢植え、グランドカバーなどに利用されます。
花びらは6枚で星のような形をしていて、色は薄青紫色が多いですが、白、ピンク、青紫色、黄色などのバリエーションがあります。
とても丈夫で、繁殖力が強く、手入れが比較的簡単なため、球根でどんどん増やせます。
また、球根には、人間、犬、猫に対して中程度の毒素が含まれているので注意が必要です。
なお、ハナニラと食用ニラは全くの別物です。
学名:Ipheion uniflorum
分類:ヒガンバナ科ネギ亜科ハナニラ属
開花時期:3~5月中旬