雲仙コメツツジは最も小さなツツジで盆栽に多用されます、盆栽では樹高15~20Cmほどに抑えてドーム型に仕立てられます。
面白いのは名前に雲仙が付いているのに長崎県雲仙地方には自生していません、現在出回っているのはほとんどが人工的に作られた園芸品種です。
耐寒性もあり非常に育てやすいと言われていますが夏の日差しと乾燥で枯らしてしまう例が多々あります、実験で10株地植えしたら夏場に6株が枯れてしまい半日陰になるところに植えた株だけが残りました。
元気に育てるには鉢植えにして夏場は半日陰になるところに置き水を切らさないことがコツです、常緑ですが寒さに当たると葉が赤茶色に変わり枯れたように見えますが春には緑に変わり1Cmほどの花がびっしりと咲いてくれます。
土壌は酸性度を好みますので鹿沼土がよく用いられますが水はけが良ければどんな土でも育ちます、実際地植えしたのは普通の畑の土で特に肥料も与えることもなく放置しても育ちます。

☆創作ノート
・樹木 雲仙コメツツジ
・樹形 ほうきづくり
・鉢 育成用スリット鉢
普通の雑草にしか見えないのですが山に自生するれっきとしたシダ類のトウゲシバです、草高は5Cmほどにしかならず小さくまとまるので自然の中では目立たない存在です、シダから草本類への進化の途中で固定化した植物なのでしょう。
増やし方は上部を挿し木するか土に水平に寝かせて脇芽を出させて分離させるかしかありません、他の草のように途中から脇芽を出すこともなく増やしたり育てるのはかなり難しいシダです、時々テラリウムに使われたりしますが山野草の盆景に使うと面白いと思います。

枯れ木にホソバオキナゴケを活着させました、育つにつれシノブゴケが混ざっていたようですがアクセントとしてこのまま育てています。
活着方法は蒔きゴケという方法でコケを細かく切って水に浸した枯れ木に張り付けるだけです、活着するまでは密閉容器に入れ1ヶ月間ほぼ毎日スプレーで湿気を与えます。
こういった活着コケはテラリウム素材として重宝します、何故なら植えなくても置くだけで背景などが整ってしまうからです、水辺の風景などに使うとこれ一つで形が整ってしまいます。
和風のお皿などに飾ればれっきとしたコケ盆景として楽しむことができます、ただし盆景に用いる場合は毎日スプレーで湿気を与える必要があります、乾燥に強いホソバオキナゴケとはいえやはりある程度の湿気がないとコケらしさを維持できません。

☆創作ノート
・コケ ホソバオキナゴケ、シノブゴケ
・装飾素材 枯れ木
山岳地帯の崖や木陰などあらゆるところで見ることができるオオバノイノモトソウは名前の通りイノモトソウを大型にしたようなシダ類です、群生していると非常に見ごたえがあります。
イノモトソウとの容姿が2回りほどな大きいのは別にして葉の中央の茎に翼が有るか無いかで見分けられます、大型盆景のメインにも脇役にも活用でき非常に丈夫ですので育てやすいです。

斑入り白丁花の石付き仕上げの盆栽です、石付きというのは意図的に石に根を絡ませて地上部から根を剥き出しにするように仕立てられた樹形です。
根上がり仕立てはミズゴケなどを芯にして根を巻き根の部分を筒の中で育て徐々に根を剥き出すように掘っていき根を地上部に出すように仕立てます、対して石付き仕立てはミズゴケではなく石に根を撒いて仕立てるもので創作方法としては同じように育てます。
写真のもので仕立てから約2年経っています、あと1年ほどすると根が太くなり見栄えもよくなります。
ちなみに、斑入りというのは葉に白や黄色の模様が入るものを指します、尚、園芸店で「白鳥花」として売られているのはこの白丁花です、読みから親しまれるように「白鳥」としたのでしょう。
可憐なラッパ上の花を付ける白丁花ですが、実は寿命が10年という樹木の中で最も短いのではないかと思えるほどに儚い命の樹木なのです、そしてほぼ石付や根上がり仕上げで期間を使いますので、買ってきて数年で枯れてしまいます、それを理解して買うとよいでしょう。

☆創作ノート
・樹木 白丁花
・樹形 石付き
・鉢 化粧八角鉢