ヒメクラマゴケと名前にコケと付いていますがシダの仲間です、盆栽のグランドカバーにも盆景にもテラリウムにも使える小さな弱々しいシダで山野草として販売用に育てている専業農家もあります。
シダ類ですから環境さえ合えば年々広がっていきますが成長や繁殖力は弱くどんどん増えていくという感じではありません、それだけにある意味では貴重なシダ類と言えるのかもしれません。
ノイバラの鉢にグランドカバーとして植えたヒメクラマゴケ
上の方に生えているのは別種のシダ類であるカタヒバと苔類のシノブゴケ

普通の雑草にしか見えないのですが山に自生するれっきとしたシダ類のトウゲシバです、草高は5Cmほどにしかならず小さくまとまるので自然の中では目立たない存在です、シダから草本類への進化の途中で固定化した植物なのでしょう。
増やし方は上部を挿し木するか土に水平に寝かせて脇芽を出させて分離させるかしかありません、他の草のように途中から脇芽を出すこともなく増やしたり育てるのはかなり難しいシダです、時々テラリウムに使われたりしますが山野草の盆景に使うと面白いと思います。

山岳地帯の崖や木陰などあらゆるところで見ることができるオオバノイノモトソウは名前の通りイノモトソウを大型にしたようなシダ類です、群生していると非常に見ごたえがあります。
イノモトソウとの容姿が2回りほどな大きいのは別にして葉の中央の茎に翼が有るか無いかで見分けられます、大型盆景のメインにも脇役にも活用でき非常に丈夫ですので育てやすいです。

ベランダで育てているイワヒバです、10年以上も経つのに大きさはほぼ変わりません、非常にゆっくり成長するシダです、尚、イワマツと呼ぶ地方もありますが同じものです、江戸時代から園芸用に育てられており現在100種を超える改良品種があり熱狂的なファンも多いです。
50年生くらいだと木立して30Cm以上のヤシのような樹形になります、冬には葉が丸まり冬眠状態になりますが春になれば自然に開いて活性化します。
冬眠から覚めたイワヒバ

イワヒバの鉢に自然に生えてきたイワヒバ(右)との仲間のカタヒバ(左)
イワヒバはロゼット型でカタヒバは葉型なので見分けがつきます

地方オフィスのガーデン内に多数のシダが自生しています、その中でも夏場に一際目立つのがこのカナワラビです、群生すると非常に美しいシダです、観葉植物として室内で育てているシダファンも多いです。
冬には葉が全て枯れてしまいますが、温かい室内で育てれば年中常緑観葉植物として育てることができます、東南アジア諸国では道路の脇や公園などに生い茂っていますが全然雑草に思えないのが凄いです。
夏場に涼しげなカナワラビ
群生すると美しい

同じ環境でも自生している場所で若干葉の形が異なります
どうも陽の当たり方とか土壌の水分などによって異なるようです

同じガーデン内の見分けがつかないほどカナワラビとよく似ているシダ
先端の葉の形が明らかに違います
現在調査観察中
