農地栽培において自然農を取り入れた放置栽培を実践するにあたり自作の木枠でレイズドベッドを造り、そこに各種の野菜を植えて実験を開始しています。
第二弾は3つめのレイズドベッドにミニトマト2種を計4株を植えました、購入してから日数が経っておりちょっと萎れ気味で不安も残りますがミニトマトの生命力信じて元気になるまで待ちましょう。
植えたミニトマト2種は共に千成でたくさん収穫できるようですが放置栽培で肥料を一切あげないのでちゃんと育つかはやってみないと解りません、これも全てが実験ですので結果は楽しみに待つことにします。
現地ではようやく春めいてきた4月22日にミニトマトをレイズドベッド化した農地に定植

農地栽培において自然農を取り入れた放置栽培を実践するにあたり自作の木枠でレイズドベッドを造り、そこに各種の野菜を植えて実験を開始しています。
第一弾で2つのレイズドベッドに時期をずらせてジャガイモの種イモを植えました、最初に植えた種イモは元気に成長し植え付けから約50日後に土寄せを行いました。
ジャガイモは根に芋を作るのではありません、これは多くの人が勘違いを起こしています、実はジャガイモは土の中にある茎から脇枝と同じような質の枝を伸ばしその先に芋を作るのです、つまり茎の部分を土に埋めないと芋ができないのです。
2つのレイズドベッドに植えたジャガイモが元気に育っています
3週間遅れで植えたジャガイモは35日でこの状態
レイズドベッド化した畑ですがなかなかいい調子です

農地栽培において自然農を取り入れた放置栽培を実践するにあたり自作の木枠でレイズドベッドを造り、そこに各種の野菜を植えて実験を開始しています。
第一弾はジャガイモです、3月下旬に一つのレイズドベッドに14個の種イモを植えました、そしてその約3週間後に芽を出し始め、更に2つ目のレイズドベッドにも同じように16個の種イモを植えました、時期をずらせてこの地での最適な植え込み時期を計ろうということです。
レイズドベッドにジャガイモの種イモを植えて3週間後にはしっかり芽をだしています
この時点でレイズドベッドは3つ設置しています

植え付けた後の4月上旬に最低気温が0度という日がありましたが心配をよそに順調に育っています

畑の中に放置栽培を効率よく行う目的でレイズドベッドの枠を自然木で作成しセッティングしました、このレイズドベッドというのは所謂花壇のように栽培エリアを上部に上げた形を言います、このようにすることで手入れや収穫作業が楽になるのです。
また無農薬&無肥糧を実践するためにこのレイズドベッドの中に大量の緑肥を入れています、緑肥というのは自然の木片や枯葉などで分解熟成することで炭素が窒素に置き換わり肥料を与えなくても自然に窒素が供給されることを狙っています。
更には土壌菌が活性化するように大きさを計算してこのサイズにしています、更には横に5mmほどの隙間を設けて酸素が土壌に取り込まれるように考えました、何度も実験を繰り返して最適な方法が確立出来たら書籍化したいと思っていますので詳しいことは徐々に発表していきましょう。
来るたびに1つずつ設置して期間を置いて植栽していきます
最終的にはこれを10個設置します

冬の土壌作りとして前回畑の中に有機物を入れて糸状菌による醗酵分解を促し土壌に窒素分を増やすことを行いました、そこで春を前にもう一施策を行っておくと完璧です。
それは天地返しという作業で土壌の上部20Cmほど掘って天地をひっくり返します、これを行うと枯れた雑草類が有機物となって土壌の窒素分を豊かにできます、更に雑草の根が日光に晒されますので古い雑草を枯らすことができます。
また土壌に紛れていた雑草の種が上部に上がりますので新たな雑草が芽吹き土壌の団粒構造を促すことができます、ただし自然農法を実践してなく雑草が生えていない畑はこれを行ってもあまり意味がありません、あくまでも自然農法を実践している畑で有効な施策です。

冬の間にしっかり土壌の団粒構造を維持し窒素分を作っておけば春以降に耕起することも肥料を追肥することも不要となります、気温が下がったときは糸状菌が有機物を醗酵分解するに適した季節です、これが温度が上がるとカビの原因となってしまいます、近年の農業は経験や勘ではなく根拠を持ったテクニックが重要になるのです。