
人間の脳は自覚がないままに睡眠中でも常に働いています、脳もこれでは疲れます、そこで睡眠中は大脳も一時的に停止するサイクルを設けています、その意味では短時間の昼寝は脳のリフレッシュに効果的だと言われています。
脳が一番疲れる状態が動く物を見ている状態で、例えばテレビを見ていると他の事にほとんど脳が割くことができないほど占有されます。
つまりテレビを見続けている人はそれだけで脳が疲弊し老化していきます、この脳の老化を助けるのに効果的なのが目を瞑って行うロジカルシンキングです。
ロジカルシンキングは妄想や空想など自然に起こる想像とは異なり、何かの目的を持った意図的な思考です。
脳はメモをとる動作の数百倍のスピードで処理できますので、ロジカルシンキングでは結論が出るまでメモを取らないことが最重要です。
この時に目を閉じて視覚神経からの情報をカットすると脳がフルパワーで働きます、私はこういったロジカルシンキングの際に静かにスロービートのバラード系ジャズを聴くと集中力が増して効果的だということを経験で学びました。
これには理由が在るのです、音楽が無いと外からの雑音やちょっとした物音などで神経がそこに向かってしまい思考が途切れてしまうからです、ところが静かにジャズを聴いていると雑音が気にならずにより集中できるのです。
私にとってロジカルシンキングはビジネス上凄く重要です、クリティカルな経営戦略や特許出願の多くがロジカルシンキングによって生まれてくるからです。
考えようとして考えると脳は疲れるだけです、無意識のロジカルシンキングが高速で解を導く最高の方法なのです。
この時にバランスの良い音質が重要です、CDラジカセのような中音域中心の音はうるさく感じてしまって逆効果です。
良い音で音楽を聴く、この重要性に気付いている人は極めて少ないです。
医師・学者・経営者、世の中の成功を収めている人はみなオーディオシステムに凝っています、脳を使う職業の人は常に脳を愉音によってリフレッシュする必要があると断言できます。
この根拠は私の知人友人で職業に無関係に成功を収めている人は皆熱狂的なオーディオマニアだからです、ただしオーディオマニアだからといって成功するとは限りません。

2000年頃から、USBヘッドフォンアンプが各社から続々と発売されるようになりました。
ヘッドフォンアンプという存在は昔から在りますが、多くはミュージシャンや録音スタジオなどで使われるプロ用機器でした。
ホームオーディオではアンプの音質調整用やソースの音質確認等に使用され、価格もミドルクラスのアンプほどで高価なものでした。
しかし、現在は各社が次々と多種多様な新製品を出しており、この状況を理解するには時間がかかりました。
というのも、最初は音漏れを気にして大きな音で聴けない人達が多数いるのだろうと思っていたのですが、どうもそれだけではなさそうです。
勿論、そういった利用法も昔に比べたら多いのでしょう、その根拠にヘッドフォンや高級なイヤホンも多種多様なものが売られています。
さて、このUSBヘッドフォンアンプの本来の使い方以外でのニーズが存在していることに気が付いたのは、最新のデジタルヘッドフォンアンプを購入しようとスペックを調べるようになってからです。
何と、アナログ入力が無く光デジタルとUSBソケットしか付いていないものが多数存在しているのです、時代が変わればオーディオも大きく変わるのです。
さて、そして気付きとは、つまりデジタルとアナログの変換アダプターとしての利用法でした。
USBヘッドフォンアンプは、USBデジタル入力をアナログ出力に変換するのに最も安価で購入できる最適なアダプター、つまり外付けDACだったのです。
ヘッドフォン出力端子はアナログですから、変換ケーブルでフォンジャック-RCAにしてアンプのアナログ入力に問題なく繋げます。
またアッテネーターが必ず付いていますので、パワーアンプと直接繋いでUSBプリアンプとしても使用可能なのです。
勿論、プリメインアンプのAUXにも接続でき、この場合はバッファーアンプやラインアンプといったプリ・プリアンプとして機能します。
これなら、PCやスマートフォンからUSBで音源を入力し音質がお気に入りのアナログアンプで再生できます。
なるほど、世の中には本来の目的以外に使える物って沢山あるのですね。
そう考えると、現代は欲しい物は必ず製品化されているのです、出来ないと考えるのは存在と活用方法を知らないだけなのかもしれません。
やはり知恵(ノウハウ)は、どんなビジネスでも道楽でも多く持っていた者が得をするようになっているのです。

ホームシアターでのサラウンド方式ですがドルビーアトモス誕生以来チャンネル数は伸びる一方です、現存する最大チャンネル数は13.1Chとこれ以上無いというところまで行き着いています。
13Chと言えばAVアンプのパワーアンプ数も6つのステレオアンプに加えて1つのモノラルアンプとなり、スピーカーの端子だけでAVアンプのバックパネルが埋め尽くされ、配線するにも指が入る隙間が無いので横一列とするなど各種の工夫がなされています。
さて、チャンネル数は伸びる一方ですがチャンネル数が増えるとどんな効果が期待できるのでしょうか?
私は、効果以上に部屋を埋め尽くすスピーカーの数が気になってしまいます。
床にサブウーハー入れて9個、テレビの下に1個、天井に4つのスピーカーが設置される部屋は、広ければよいのですが一般的な都内のマンションでのリビングルームは広くても14畳程度だと思います。
この広さだと、部屋の壁や天井に反射した音によって意味のなさないチャンネルが生まれてきます。
つまり他のスピーカーの反射によって、本来のスピーカーから出てくる音が空間ハーモニック(音の合成)によってかき消されてしまうのです。
14畳程度であれば、7.1Chで充分に壁や天井の反射で3次元サラウンドが楽しめます。
10畳以下なら5.1Chでもフロントにトールボーイ型スピーカーを使い、サラウンドスピーカーを床と天井の真ん中よりも上に設置すれば充分に壁や天井反射によって3次元サラウンドと同じような効果が実現します。
広い部屋が用意できるならチャンネル数を増やす方がより3次元サラウンド効果を得やすいのですが、そうでない場合はむしろチャンネル数を増やすよりも反射音による効果を期待した方が良い場合が多いです。
ホームシアターを楽しむ場合、チャンネル数を追うのではなく部屋の広さに合わせてチャンネル数を決めるようにしたいものです。
また、狭い部屋に所狭しと置かれたスピーカーはビジュアル的にどうなのだろうかと思うのです。

少しオーバーな言い方ですが、最初に買ったオーディオ製品がオーディオマニアになるか、それともオーディオ製品を家電意識で終わらせてしまうかを決めてしまうような気がします。
普通の人は高校生時代に初めて自分のオーディオ製品を持つと思います、多くの場合はコンポではなく近年ではポータブルCD付きラジオとかイヤホンで聴いたりブルートゥースで繋げるポータブルオーディオだと思います。
そして徐々に特定の音楽が好きになり大きな良い音で聴きたくなります、そこで大学時代にアルバイトなどで貯めたお金や社会人になってからの給与で初の自分の本格的なオーディオコンポを買う訳です、全員とい言うことではありませんが男性には多いかと思います。
ここで手頃なCDレシーバーを買うか、倍以上のお金を払ってフルサイズのコンポを買うかでオーディオに対する耳が変わってしまいます。
CDレシーバーを買った人はその後にフルサイズコンポのどんなエントリー製品を聴いても全てが良い音に聞こえてしまいます、つまり良い音の判定基準が正確に身につかなくなってしまいます。
対してフルサイズのある程度の価格(イマイマで言えばセットで10万円以上)のコンポを買った人は耳が肥え、次に買い換えるときにはセットで30万円以上のミドルクラスのコンポでないと物足りなくなっていきます。
そして良い音に対する追求が始まりスピーカーを変えたりアンプを変えたりするようになります、これが多くのオーディオマニアの誕生夜話なのです。
どちらが幸せなのかは解りません、少なくもオーディオから多くを学べた私はオーディオ道楽にハマってしまったことを後悔したことは1度もありません。

近年のハイエンドオーディオ製品の多くは、スピーカーにしてもアンプにしても極めてシンプルです。
スピーカーではミドルレンジやハイレンジのアッテネーターは付いておらず、バイワイヤリングやマルチアンプに対応したコネクタが付いているだけです。
アンプは電源スイッチと入力セレクタ、そしてボリュームしか付いていません、トーンコントロールもバランス調整もフィルター類や録音機能も何も付いていません。
最もシンプルな高級ハイエンドアンプでは入力セレクタすら付いておらず、アナログ入力1つ分しかコネクタが付いていないという究極のプリアンプもあります、つまりレコードを聴くのであれば外付けでフォノイコライザーを別に付けることを前提にしているのです。
この意図としては忠実にソースの音を再現することにあり、必要最小限の回路のみとしてノイズの元になるスイッチなどによる分岐や余計な回路(部品)を全て排除するという究極の選択による結果なのです。
確かに高級なハイエンドオーディオ製品で聴く際は、トーンコントロールなどを全てジャンプするソースダイレクトスイッチをオンにした状態で聴きます。
スピーカーもアッテネーターが付いていない密閉型で聴きます、したがって何も調整する必要が無いのです。
音を調整する必要があるということは、それ自体にソースの音が忠実に再現されていないという証拠なのかもしれません。
究極のハイファイオーディオの姿とは、レコードのピックアップコイルに電流増幅する概念上のケーブルでスピーカーを直結したようなイメージなのだと思います。
きっとハイエンドオーディオ技術者が求める究極のアンプの姿とは、「電流増幅だけを行わせる導線」なのだと思うのです、これを極めた結果において1台500万円を越えてしまったのです。
究極のアンプとはソース音源に対して「何も足さない、何も引かない」、きっとそういう理想に基づいているのです。
私もいつしかアンプとスピーカーで1,000万円以上というシステムを部屋に置き、静かで広い空間でゆったりと音楽を愉しみたいと思います。