2024年7月15日 07:00
少しオーバーな言い方ですが、最初に買ったオーディオ製品がオーディオマニアになるか、それともオーディオ製品を家電意識で終わらせてしまうかを決めてしまうような気がします。
普通の人は高校生時代に初めて自分のオーディオ製品を持つと思います、多くの場合はコンポではなく近年ではポータブルCD付きラジオとかイヤホンで聴いたりブルートゥースで繋げるポータブルオーディオだと思います。
そして徐々に特定の音楽が好きになり大きな良い音で聴きたくなります、そこで大学時代にアルバイトなどで貯めたお金や社会人になってからの給与で初の自分の本格的なオーディオコンポを買う訳です、全員とい言うことではありませんが男性には多いかと思います。
ここで手頃なCDレシーバーを買うか、倍以上のお金を払ってフルサイズのコンポを買うかでオーディオに対する耳が変わってしまいます。
CDレシーバーを買った人はその後にフルサイズコンポのどんなエントリー製品を聴いても全てが良い音に聞こえてしまいます、つまり良い音の判定基準が正確に身につかなくなってしまいます。
対してフルサイズのある程度の価格(イマイマで言えばセットで10万円以上)のコンポを買った人は耳が肥え、次に買い換えるときにはセットで30万円以上のミドルクラスのコンポでないと物足りなくなっていきます。
そして良い音に対する追求が始まりスピーカーを変えたりアンプを変えたりするようになります、これが多くのオーディオマニアの誕生夜話なのです。
どちらが幸せなのかは解りません、少なくもオーディオから多くを学べた私はオーディオ道楽にハマってしまったことを後悔したことは1度もありません。