食と健康をテーマに飲食店経営などを行う事業会社の本社は、直営する飲食店舗内に在る事務室に引っ越しました、その後はそれまでの本社事務所は食材と新メニュー開発のラボ(研究所)として稼動しています。
所狭しと置かれたスパイス類やハーブ類に調理器具、これらをラックなどを上手く使って整理すると意外なスペースが大幅に空きました。
スパイス&薬膳酒ラック
その空いたスペースを有効に活用しようと考えた末、思いついたのがオーディオ&ホームシアター道楽のラボ(研究室)でした。
このオーディオ&ホームシアターラボは、18歳の時から将来好きな事でビジネスしたいとずっと考えていたことの第一歩です、実に半世紀経って実現に向け動き出したのです。
ということで、トランクルームにストックしていた所蔵品を運び込み、また最新機種やこれまで気になっていた製品をこれでもかという程一気に買い込んで、空きスペース全てをオーディオ&ホームシアターラボにしてしまいました。
常用システムのリファレンスシステム(暫定版)とリファレンス用CD群
ホームシアターのリファレンスシステム(暫定版)
更には書斎とワークスペースを作り、この道楽が拡大の一途を辿っています。
誰もが欲しいと思うオーディオ製品ではなく、100人に1人でもこの製品を使いたいと思うような本当にオーディオを知り尽くした人に長く愛されるマニアックな製品を作るのが夢でした。
誰もが夢に見るけど実現されていないものや誰も考えもつかない方式、そんな製品ができないかと考えています。
そんな製品が何時か完成する事を願って、各社の音作りの癖や趣向を研究中です。
その結果、現在ラボ内には大小7セットものオーディオシステムが組まれています、全てがそれぞれに別の目的があってのシステムです。
メンテナンス用のワークデスクとストックラック1号
ラボ内の書斎
書斎バックサイドのストックラック2号
ワーキングデスクとデスクトップPCオーディオ実験システム
ミーティングテーブルとワーキングスペース
そして、ついに約22帖のラボ内に空きスペースが無くなり、旧飲食事業での試食ルームにまで製品がストックされていきます。
年代別の試聴用アイテム
スピーカーのストック品の一部
ところで私のビジネス思考は、利益を全く意識しない好きな事は「趣味」で、それがどこかでビジネスに繋がると思える好きな事は「道楽」、生活の為だけに好きでなくても行うのが「仕事」だと区別しています。
だから、オーディオ&ホームシアターはその意味では「道楽」なのです。
食と健康に関することも以前は「道楽」でしたが、現在は一部が「仕事」化してしまいましたから仕事化した3年前に次の「道楽」事を欲したのかも知れません。
これが生活の糧になるとは考えていません、だから気軽に好きなように投資して思ったように集中できるのです。
こんな道楽ごとをやり始めたら、意外や本業の事業も上手く回転しだしたのです。
陰陽バランスってこういうことなのです、「陰極まれば陽極まる」ということです。
そして、例え道楽事でも一つの事に向き合う姿勢はビジネスや人生の姿勢にも確実に現れます、「一事が万事」とはこういうことです。
例え「趣味」や「道楽」でも、中途半端な姿勢で行う人はビジネスでの成功も有り得ないと思います。
趣味であろうが、道楽であろうが、仕事であろうが、何かを一度でも始めたら同じ思考で真剣に取り組み継続させることです。
そこから大きな見えない芽が幾つも頭の中で育っていくものです、その育った芽はある日突然のように成長しだして大きな花を咲かせるのです。