2026年8月 8日 09:00
代表の本丸ロッジの何の変哲もないところから奇妙な感じで突如生えてきました。
草丈は1.5〜2.5mほどに成長し、勢いのある株では3mに達することもある初夏の空へと真っ直ぐに伸びる非常エネルギッシュな草本です。
太い直根が地中深くへと真っ直ぐに伸びる性質を持っているため、一度根付くとその場所でどっしりと構え、移植を極端に嫌うという芯の強さを持っています。
天に向かって垂直に伸びる茎は非常に太く、全体が星状毛(せいじょうもう)という細かい毛に覆われザラリとした力強い質感が特徴的です。
葉は大型で手のひらのように5〜7つに浅く裂けており、茎に対して互い違いにつく互生(ごせい)の姿が、その堂々とした佇まいをより際立たせています。
一番の見どころは、茎の上部に穂状に咲く直径6〜10cmもの大きな花で、下から上に向かって順番に咲き進んでいくという独特なリズムで開花を楽しむことができます。
花色も赤やピンク、黄、白からミステリアスな黒紫色までと驚くほど多彩で、一重や八重咲きといった豊かなバリエーションで華やかな表情を持っています。
葉がアオイ(葵)に似ていて茎が真っ直ぐ立つ姿から「タチアオイ」と言われ、梅雨入りの頃に咲き始めて頂上の花が咲き終わる頃に梅雨が明けると言われることから、季節を告げる指標となる「ツユアオイ(梅雨葵)」としても親しまれています。
花の後にはドーナツ状に並んだ種子を含むユニークな実をつけ、熟して乾燥するとパラパラと散ることで次世代へと命を繋いでいく、夏の訪れを象徴するパワフルな名花といえます。
学名:Alcearosea
分類:アオイ科タチアオイ属
開花時期:6〜8月