2026年3月29日 09:00
代表の本丸の庭の石に主のように群生しています。
草丈は3〜5cmほどで、直立した茎が密生してふっくらとしたクッション状のマットを形成します。
一般的な植物のような根がなく代わりに仮根(かこん)という器官で地面や石に体を固定しています。
水分や養分は根からではなく、葉や茎など体全体の表面から直接取り込むという独特な仕組みを持っています。
葉は長さ2〜3mm程度の小さな披針形をしており、先端が白く細く伸びる透明尖(とうめいせん)が大きな特徴です。
乾燥すると葉を茎にピタッと閉じ、透明尖のせいで全体が白く霜を被ったような休眠状態になりますが、水を含むと星がパッと開くように鮮やかな緑色へと劇的に変化します。
種子を作らない隠花植物なので花は咲かないのですが、受精すると茎の先から蒴柄(さくへい)を数ミリ〜1cmほど伸ばし、先端にあるカプセル状の蒴(さく)から胞子を飛ばして仲間を増やします。
日当たりの良い砂地のような乾燥した厳しい環境でも群生して育つ性質から「砂苔」と名付けられました。
コケの仲間では珍しく直射日光や乾燥に非常に強いため、日向のグランドカバーや石組みの間の植栽として非常に優秀な植物です。
学名:Racomitriumcanescens
分類:ギボウシゴケ科シモフリゴケ属