人生成功の証の一つとして以前から私が提唱する一つに「不労所得を得る」というのがあります、ここで「不労所得」とは何かということですが言葉の意味そのままで「働かなくても収入が得られる権利」を指しています、そんな都合のよいものなどこの世の中にあるのだろうかと首をかしげている人もいるでしょう、それが実は山ほどあるのです、だから私はあえてできるだけ若いうちに得ておくことを薦めているのです。
まず最も誰もが思いつくのは家賃収入です、ただし家賃を得られる不動産を運よく相続するか購入するということが前提になります、ただし不動産は得るのと同時にリスクが付いて回ります、それは形あるものには必ず存在する失うリスクです、災害などで購入した投資用の不動産が逆に大きなマイナス資産になってしまうことなどは極普通に存在すると考えた方がよいでしょう。
ではリスクが無い「不労所得」などこの世にあるのでしょうか、それがあるのです、ほんの少しだけ紹介しますと一つは特許や商標などの知的所有権です、これは経済的余裕のあるうちに取得して使用してくれる人と契約しておけば何もせずに権利使用料が転がり込んできます。
アメリカのクアルコム社は特許収益だけで年間数百億円という「不労所得」で有名な大規模チップメーカーです、こんな会社は世界には数万社と存在しています、ただ商標は既に考えられるものは殆ど大手企業がこぞって抑えてしまっていますので可能性があるとしたら特許か意匠登録でしょう。
もう一つは「商権」で独占販売権や代理店などの権利です、成功事例を上げるとタバスコが売れれば売れるほど利益が入るアントニオ猪木氏は有名な話しです、他にも海外から得た商権で大きな財を得た人は何万人と日本に存在しています、有名なチェーン化しているコーヒーショップにハンバーガーショップと大手のチェーン店のほとんどが海外から得た商権で成り立っているのです。
今からでも遅くはありません、元気なうちに是非とも小さなものでも「不労所得」の種を得ておくことをお奨めします。
「言いたいことが言えない」と悩み苦しみカウンセラーに駆け込む人が近年増えているといいます、思うに言いたいことが言えない人が増えてきたのではなく、それを自分が駄目な人間だと思い込んで悩む人が増えてきたのだと考えています。
そもそも論での話ですがビジネスでもプライベートでも言いたいことをあえて言わないでおくのが正常なる大人の対応だと思います、言いたいことが言えるのは子供であって大人になれば相手のことを考え言いたいことも言えなくなってくるものです、つまりこれが正常に成長した大人だということです。
にも関わらず言いたいことを言えないのは損すると考える人が増えてきています、世はそんなギスギスした時代になったということかもしれません、確かに言いたいことが言えなくて、また言っても相手に伝わらないということでストレスを抱える人は多くなったと思います。
しかし核家族化や年功序列の崩壊などで個の主張を通すことが自身を守る殺伐とした世の中になってきて言いたいことを考えもなしに言う人が多くなっただけです、だから正常な思考で言いたいことをあえて言わない人が損をするような状況が生まれ、それが逆にストレスを感じるようになってしまったということではないでしょうか。
言いたいことが言えない、これは大人なら当然です、私は言いたいことを考えもなしに言える人は自立した大人として如何なものかと考えてしまう古いタイプの人間です、でも私はこの言いたいことをあえて言わない謙虚な人とビジネスを一緒に行いたいしプライベートでも楽しく過ごしていきたいと思っています。
そしてもう一つ、ビジネスを行っていて果たしてストレスが無い人なんているのでしょうか、言いたいことが言えるようになったら自分はスッキリするかもしれません、しかしビジネスでは信頼感を維持できずに仕事は激減します、ビジネスのストレスはビジネスで跳ね返すことです、一番スッキリするのはビジネスで成功して言われなくてもいいことを言われた相手を見返すことしかないのです。
世はまさに二極分化の時代が到来しています、年収300万円以下の世帯層が急伸している半面で1000万円以上の高額所得者層も年々増加傾向にありバブル経済期を超える高額資産家層を形成し始めています、戦後からバブル経済期までの半世紀に渡る「国民総中流」と言われた平和な時代は既にはるか昔のことで現在は逆に中流家庭の空洞化現象が進んでいます。
どの業界を見ても昔のような大手3社+準大手10社+中堅企業という理想的なピラミッド型のパワーバランスの取れた業界構造は崩壊しました、1強全弱という平らな角棒に摘みだけが飛び出している文鎮型の偏ったパワーバランスがあちらこちらで見てとれます。
こんな両極端な時代に重要なことは自分は二極分化のどちらの極に向かっているのかという正確な状況把握です、「自分は勝ち組に向かっている」とみなさんは考えるでしょう、しかしそれを証明できる確かな根拠は何でしょうか?
少なくても昨年よりも良くなった程度では根拠としてはゼロに等しくもっと厳しいことを言えば低位安定の中での若干の上下のブレの範囲だと思った方がよいかもしれません、どちらの極に向かっているかは自身では冷静に判断できないかもしれません、「そう思いたい」という自己防御意識が働いてしまうからです。
自身の状況は冷静に解らなくても自身の周囲にいる人の状況を見れば一目瞭然となります、何故なら同じ種の人は同じ種の人と共存するように選択と淘汰がなされていくからです、これは自然の摂理であり人もまた摂理に従い自然にそういう状況に流れていくのです。
つまり自身の周囲にいる人の流れの方向はどちらの極に向かっているのかを冷静に見極めれば明確に解ることです、その流れをしっかりと掴んで何を優先して誰と組むかは極めて重要な決定事項だということだけは確かです。
成功者は常に状況を正確に読んで同じ種の人かどうかを長期スパンで見極めています、逆に言えばこれができるからこそいつの間にか強固な組織ができ上がり成長を遂げていくのです。
他者動向が気になるうちは成功することはない。
他者動向が気になるのは自信がない証拠。
臆病風に吹かれていては前向きな発想は出ない。
コメント:
本当に志で動く時は他者の事など一切気にならないはずだ、気になるということは本物の志ではなくて思惑か単なる意地でしかない。
新規事を起こしたら他者の情報は遮断することだ。
つまらない世間事に振り舞わされる時間などどこにもない。
コメント:
事業推進の最大の障害は、事業に無関係の他者のお節介や意味の無い情報である、自分を判断を信じて粛々と進むがよい。