2024年1月22日 01:00
世はまさに二極分化の時代が到来しています、年収300万円以下の世帯層が急伸している半面で1000万円以上の高額所得者層も年々増加傾向にありバブル経済期を超える高額資産家層を形成し始めています、戦後からバブル経済期までの半世紀に渡る「国民総中流」と言われた平和な時代は既にはるか昔のことで現在は逆に中流家庭の空洞化現象が進んでいます。
どの業界を見ても昔のような大手3社+準大手10社+中堅企業という理想的なピラミッド型のパワーバランスの取れた業界構造は崩壊しました、1強全弱という平らな角棒に摘みだけが飛び出している文鎮型の偏ったパワーバランスがあちらこちらで見てとれます。
こんな両極端な時代に重要なことは自分は二極分化のどちらの極に向かっているのかという正確な状況把握です、「自分は勝ち組に向かっている」とみなさんは考えるでしょう、しかしそれを証明できる確かな根拠は何でしょうか?
少なくても昨年よりも良くなった程度では根拠としてはゼロに等しくもっと厳しいことを言えば低位安定の中での若干の上下のブレの範囲だと思った方がよいかもしれません、どちらの極に向かっているかは自身では冷静に判断できないかもしれません、「そう思いたい」という自己防御意識が働いてしまうからです。
自身の状況は冷静に解らなくても自身の周囲にいる人の状況を見れば一目瞭然となります、何故なら同じ種の人は同じ種の人と共存するように選択と淘汰がなされていくからです、これは自然の摂理であり人もまた摂理に従い自然にそういう状況に流れていくのです。
つまり自身の周囲にいる人の流れの方向はどちらの極に向かっているのかを冷静に見極めれば明確に解ることです、その流れをしっかりと掴んで何を優先して誰と組むかは極めて重要な決定事項だということだけは確かです。
成功者は常に状況を正確に読んで同じ種の人かどうかを長期スパンで見極めています、逆に言えばこれができるからこそいつの間にか強固な組織ができ上がり成長を遂げていくのです。