極めて希少な能力を持っているが、
自分も周囲もそれに気付くことなく、
極ありふれた平凡な一生で終わってしまう人。
対して優れた能力は何も持っていないが、
自分も周囲も持っていると勘違いして、
何の結果も残せずに苦労の一生で終ってしまう人。
両者のうちどちらが不幸な人なのだろうか?
正解はどちらも幸福な人だ。
自分が望んだように愉しく生きられたのだから。
真に不幸な人とは能力も有益な人脈も無いと解っていながら、
それを認めることができずに孤軍奮闘する人だ。
プロ野球の監督の采配や選手の起用方法に、
リーダーとしての器を見て学ぶ。
交代のタイミングにその後のフォロー。
新人の育て方と起用タイミング。
チーム力とは選手の実力だけではなく、
監督の器によるところが実に大きいと思う。
プロの演奏家をいくら集めても、
優秀な指揮者がいなければプロの演奏にならない。
リーダーとは隠れたところで力を発揮する存在である。
そして組織はリーダーの器以上に大きくならない。
花壇に咲く名も知らない花。
花が咲く季節になると「奇麗!」と皆が振り向く。
ところが花の無い季節にはゴミ捨て場と化している。
人間も同じなのではないだろうか?
花の無い季節に花咲く姿を想像して支援してくれる人。
そういう人が本物の人徳者なんだと思う。
若い時にそういう人に何度も助けられたものだ。
私にはこれまでメンターという存在はいない。
全て自身の経験と独学だけでやってきた。
今思えば本当に無駄な事を多数行ってきたと思う。
経営は状況に応じてピンスポットのテクニックが不可欠。
最短で成功するにはメンターの存在は必須である。
メンターがいないが為に、
起業当時は会計などの書籍を必死に読み漁ったものだ。
でも経営は知識や知恵だけでは補えない。
その瞬間に閃く肌感覚とクリティカルな戦略が必須だ。
早期に成功したいなら有益なメンターを得ることだ。