2026年6月25日 10:00
スピーカーの前面をじっくり見てみると、それぞれ大きさが違う大小さまざまな「丸いもの」がついていることに気づきます。 それぞれのエリアの特徴を、図の上から順番に見ていきましょう。
◆ツイーター(青のエリア) 担当する範囲: 4kHz 〜 20kHz辺りまで
音の特徴: シンバルのシャンシャンという音や、バイオリンの美しい高音など、一番「高い音」を専門に処理するエリアです。 20kHzといえば、人間の耳で聴き取ることができるほぼ限界の高さになります。 ただ高い音が鳴るだけでなく、演奏されている空間の空気感や透明感を引き出すための大切な役割を持っています。
◆ミッドレンジ(緑のエリア) 担当する範囲: 1kHz 〜 4kHz辺りまで
音の特徴: ボーカルやギター、ピアノなど、音楽の主役となる「中音域」を処理することを目的としています。 実はこのエリア、人間が耳で聴いて一番敏感に察知できる部分でもあります。 上下の音を自然に繋ぐ、とても重要な架け橋の役割をしています。
◆ウーファー(オレンジのエリア) 担当する範囲: 20Hz 〜 1kHz辺りまで
音の特徴: ドラムのキックやベース、映画の爆発音など、お腹に響くような「低い音」を専門に処理するエリアです。 100Hzからさらに下の20Hzに近づく領域は、いわゆる「重低音」と呼ばれる、体で震えを感じるような音域になります。 空気を大きく震わせる必要があるため、一番大きなユニットがこの仕事を任されています。
このように、普段は何気なく見ているスピーカーですが、1つの箱の中で複数のユニットがそれぞれの得意分野を活かして、綺麗な1つの音楽を奏でています。 基本的にはこのように1つの箱にまとまっていることが多いスピーカーですが、実は、特定のユニットだけを別の箱として分離させて使うこともよくあります。 例えば「ウーファー(低音)」だけを足元に置いて使うスタイルなどがあります。
これはスピーカーのほんの入り口の話ですが、これからさらにユニット事に掘り下げていきたいと思います。