毎年のようにベランダ菜園でバジルやシソなどを育てているのですが、いつも苗を買っていた園芸店が突然閉店し今年は苗が買えませんでした。
そこでベランダ放置栽培用の発泡スチロールプランターが空いてしまったのでその一つを使って5月中旬に摘菜シュンギクの種を撒きました、今回実験として筋蒔きにして間引きをせずそのまま放置したらどうなるかを試してみます。
ちなみに摘菜シュンギクはシュンギクの改良版で背丈が15Cmほどの小型のシュンギクで大きく茎立ちせずにタンポポのようなロゼット型に育つようです、主に葉だけをサラダなどにして食すシュンギクのようです。
種蒔きから1週間後
一斉に芽は出たもののずっと雨と曇りの日が続いているので徒長気味

農地栽培において自然農を取り入れた放置栽培を実践するにあたり自作の木枠でレイズドベッドを造り、そこに各種の野菜を植えて実験を開始しています。
第一弾で2つのレイズドベッドに時期をずらせてジャガイモの種イモを植えました、最初に植えた種イモは元気に成長し植え付けから約50日後に土寄せを行いました。
ジャガイモは根に芋を作るのではありません、これは多くの人が勘違いを起こしています、実はジャガイモは土の中にある茎から脇枝と同じような質の枝を伸ばしその先に芋を作るのです、つまり茎の部分を土に埋めないと芋ができないのです。
2つのレイズドベッドに植えたジャガイモが元気に育っています
3週間遅れで植えたジャガイモは35日でこの状態
レイズドベッド化した畑ですがなかなかいい調子です

果樹園に植える果樹を全国の果樹農家のサイトで選定しているときに懐かしい果樹を見つけました、それがこのマルベリーです、マルベリーと命名されていますが桑を改良して実付きを良くした園芸品種です。
小学生の頃近所の家が養蚕を営んでおり大きな桑畑がありました、そこの桑の木に実が付くと近所の子供たちは大挙して桑の実を採ってはおやつにしていました、養蚕に実は不要ですから子供に実を採ってもらうのです、こうすると栄養は葉に行くので大きな葉が採れるのです、世の中上手くできているのです。
赤い実はかなりすっぱくて黒く完熟すると甘くなりクランベリーのような味になります、そんなところからこの実がたくさんつく改良品種の桑の木をマルベリーと呼んでいます、このマルベリーの挿し木ものではなく果樹園に植えるので充分に成長した木を輸送用に地上50Cmでカットしてもらったのを2株購入し根張りを行うためにベランダで取り急ぎの鉢で養生しています。
養生途中でカット株の鉢植えにもかかわらず新しい枝を伸ばして結実し毎日収穫しています、おそらく1ヶ月間ほど楽しめるでしょう、その味は子供の頃に感じていた味よりも甘酸っぱく濃い味です、この実は生食は勿論のことリキュールにしたりジャムにしたり色々楽しめる万能の果物なのです、ということで果樹園に植えるのは実をすべて収穫ししっかりと葉をつける秋になりそうです。
幹から枝を伸ばしてたくさんの実をつけたマルベリーの株苗
完熟待ちの赤い実がたくさんついてます

マルベリーの完熟した実
赤い実を採って追い熟させたものより木成りで完熟したものの方が圧倒的に美味いです

ちなみにマルベリーの実は七色に変化します、緑・白・黄色・オレンジ・赤・紫・黒という変化を楽しめます、私ならレインボーベリーと命名するのにと思います、注意点ですがこの液汁を服に付けると大変です、洗っても落ちません。
今年の5月は例年になく異常気象が続いています、何が異常かというと5月に入り晴れの日が少なくほとんど曇りか雨です、これは相当植物にとって致命的なダメージを齎します。
一つは日照不足と水分過多によって植物が徒長することです、徒長とはモヤシ状態になることで茎や葉がぐにゃぐにゃで茎が間延びします、したがってちょっとした風でも倒れてしまいます、またこの状態で晴れの日に紫外線を受けると葉焼けを起こして枯れてしまいます。
もう一つが気温が上がってきているので長雨によって高温多湿状態が続き根が呼吸できずに窒息し根腐れを起こしてしまうのです、この原因は根が弱っているところに土壌の菌類が多湿によって繁殖し根まで分解してしまうからです、また土壌の表面にカビなども繁殖し茎や葉を枯らしてしまいます。
更に茎や根が弱っている状態で今度は夏の高温にさらされたらどうなるかは考えるまでもなくほとんど枯れてしまうでしょう、また夏前に梅雨に入り異常気象の5月を乗り切った植物も致命的なダメージを受けることになります。
曇りや雨の日が続き徒長してしまった種を撒いて1週間後の二十日ダイコン

私の農地菜園やベランダ菜園の野菜の多くも既にヤバイ症状が出始めています、農地菜園ではカボチャが全然育たなく葉は虫に食い荒らされています、葉に元気がない証拠です、またベランダ菜園の野菜類は芽を出すも徒長して本葉が出る前に横になってしまっているものが少なくありません、ということで今年の夏はまたぞろ野菜が高騰するのではないかというシグナルが灯っています。
農地栽培において自然農を取り入れた放置栽培を実践するにあたり自作の木枠でレイズドベッドを造り、そこに各種の野菜を植えて実験を開始しています。
第一弾はジャガイモです、3月下旬に一つのレイズドベッドに14個の種イモを植えました、そしてその約3週間後に芽を出し始め、更に2つ目のレイズドベッドにも同じように16個の種イモを植えました、時期をずらせてこの地での最適な植え込み時期を計ろうということです。
レイズドベッドにジャガイモの種イモを植えて3週間後にはしっかり芽をだしています
この時点でレイズドベッドは3つ設置しています

植え付けた後の4月上旬に最低気温が0度という日がありましたが心配をよそに順調に育っています
