2022年7月 7日 00:00
「誠にその才あれば、弱しといえども必ず強し」
漢書「ジュンイク伝」に記された、三国志にあって知将で知られるジュンイクの一言。
ジュンイクは曹操の重要な家臣の一人で、魏国建国に政治の基礎を作った文才です。
曹操は献帝を自国の許に移すことに成功します、その後ライバル武将たちの妬みなのか、あらぬ意地悪を事あるごとに受けることになりました。
「義を尽くし信じて起こしたことなのに、自分の起こした行動は間違いだったのだろうか?」
落ち込む曹操に、ジュンイクは冒頭の言葉で励ましたのです。
「本当に才能がある者は、今はどのような状況であれ何れは評価され台頭します。 才能のない者は今がどのように輝かしい実績を上げていようが何れは崩壊します」
成功する者はその途中経過を評して一喜一憂しません、真の評価は時が来れば自ずと明白になるのですから。
「天の時」を見極めて長期的な展望の基に計画を錬れること、必ず自身の夢を実現できる人となります。
※「ジュンイク」の漢字は当用漢字にない為に変換できません、したがってカタカナ表記としています。