2021年9月29日 00:00
新型コロナの緊急事態宣言が予定通りに今月末で解除され、ようやく抑えられていた消費が戻ると喜びたいところなのですが世間はそう都合よく合わせてはくれないようです。
この10月から待ってましたと言わんばかりに、タバコ税の引き上げによるタバコの値上げや原料価格の高騰から各業界は一斉の値上げラッシュとなります。
タバコは1本1円のタバコ税が増税となり銘柄により10円~130円の値上げとなります、過去冗談のように語り継がれていた1箱1,000円時代がぐっと近づいてきました、きっとこれを機に禁煙する人も多くなりそうです。
また、電力・ガスなどの公共料金も揃って値上がりし、小麦は19%もの原料高騰によりお菓子やパンなどの小麦加工食品が一斉に値上がりします(実質値上げも含め)、また乳製品やマーガリンも平均12%程度の値上げとなります。
野菜なども新型コロナ禍や大雨などの天候不良によってこの秋の生産量が激減し、現在高騰していますが更に来年の夏くらいまでは高値止まりとなると予想されています。
セロリや葉野菜の一部は現在市場にもほとんど出回らない状況が続いています、これに伴い外食チェーンでの値上げも相次いで発表されました。
逆に良い方向の話では、携帯電話料金が徐々に下がる傾向ということと賃金の最低金額が全国一斉に引き上げられるということです。
尚、料金には関係ありませんが郵便局の集配達業務が完全週休2日制となり、これまで行われていた土曜日の配達はなくなります、今後は週末近くだと翌週に配達されるという遅配が予想されますので早めの行動が余儀なくされます。
これまでも値上げは何度も経験してきましたが、明るい話題に水を差すようなこのタイミングは何とも言えない気持にさせられます。
でも、来春以降の本格的な消費回復を願って明るく前を向いて行きましょう。