昨年はオフィスにある休耕畑を利用して実験的にサツマイモを植えて放置栽培してみました、これが意外や上手くいったので今年は本格的に自然農の研究を始めています。
オフィスの畑の中に人口畝を意図した自然木の枠で作ったレイズドベッドを設置しジャガイモ・プチトマト・長ナスなどを植えました、また少し肌寒さが残る3月中旬にもかかわらず畑の真ん中にカボチャも4株植えました。
先日ジャガイモの葉が枯れており収穫のサインが発生していました、まさかと思ったのですが何と通常の半分以下の期間で思いのほかたくさんのジャガイモを収穫することができました、いろいろ調べて独学で編み出したレイズドベッドを使った自然農が大成功を収めたのです。
また本丸の畑には時期をずらしてのカボチャ4株に加えて唐辛子4種8株に水ナス4株を植えました、加えて水耕栽培の実験で余っていた10種ほどの種を適当に撒いておきました、自然農は育った野菜から種がこぼれ落ちで翌年自然に芽が吹いてくることを理想としています、その意味で人間が手厚く世話をしては意味が無いのです。
そういう意味では勝手にここに定着する野菜は何かを見極めるヒントになればと考えていろいろな種類の野菜の種を撒いたのです、2週間後の結果はほぼすべての野菜の芽が吹き順調に育っていますが一番定着すると思っていたルッコラが元気がなく意外な結果でした。
ルッコラは元々は野草です、なので一番放置栽培に向くと考えたのですが現在売られているルッコラの種は人工的に改良された野草そのもののルッコラとはだいぶ違っているようです、新芽は全て虫にやられて見るも無残な姿になっていました。
まあこれも全てが実験です、いろいろな実験と結果を通してこの本丸の地で自給自足を可能にするのに最適な自然農を生み出していきたいと思います。
梅の初収穫から2週間後の先月末に再度梅の収穫を行いました、今回は前回よりもだいぶ大きくなっており一般にスーパーなどで売られている大きさになっていました、今回もバケツ一杯約10Kgを収穫してきました、前回の記事で採れすぎる梅をどうしようかという話をしましたがいろいろ調べて大いに使えることが解ってきましたので今回は保存方法にチャレンジしてみました。
ところで梅はものすごいパワーを秘めていることが解りました、栄養素的にはクエン酸とビタミンEの豊富さが特筆すべき事項です、特にビタミンEは若返りの薬として中国や韓国では梅エキス入りジュースが市販されていて栄養ドリンクのように日常的に飲まれています、また鉄・カルシウム・カリウムなどのミネラル分が豊富で食べるサプリメントだと著名な栄養士がSNSで紹介していました。
ビタミンEは細胞膜が活性酸素により壊されるのを防ぎ、また壊された細胞膜を修復する効果があります、この効能に注目されアンチエイジングだけではなく癌予防薬としても大いに期待されています、またWHOの推奨量をみると年齢を増すごとに多くなっています、これらを考えると本丸の果樹園には10本以上も梅の木が生えており、毎年たくさんの実が採れるという事実は老後の安住の地として必然であったかのように結論付けられます。
さて大量に梅を消費する方法ですが梅ジャムや梅ペーストを造り置いて翌年まで利用するという方法です、梅は加熱するとあっという間にドロドロに溶けます、梅ペーストは蒸して潰すだけ、梅ジャムは若干の水と砂糖を加えて煮詰めるだけです、種を取り出してから加熱するよりも種ごと加熱して後から取り出す方が実際にやってみるとかなり楽です、またクエン酸とビタミンEの働きで冷蔵庫で半年以上、冷凍すれば1年以上は持つようです。
梅ペーストは酢と同じクエン酸が豊富ですので酢の代わりにオイルを加えるだけでサラダドレッシングになり、蒸し鶏や酢の物のタレとして調味料代わりになります、また餃子や唐揚げのタレに応用すると思いのほか美味しいようです、トンカツにレモンの代わりにかけるという手もあります、梅ジャムはトーストやヨーグルトと合わせて使えます、またそのままアンチエイジングのサプリメント代わりにお湯で溶かして飲んでも美味しいです。
毎年大量の梅が採れます、近くのスーパーでは生梅1Kgで消費税込みで2千円以上していました、1Kgなどほんの少しの量です、梅1本の木から雨や風で落下しなければ40Kg以上採れるそうです、なんか使い道が無く伐採しようと思っていた梅の老木ですが、現在の心境を素直に言うとお金の成る木のように思えてきたのはあまりにも都合良すぎるでしょうか。
理想郷本丸には梅の老木が10本以上あります、3月初旬に来た際に梅の花が満開でそれは見事な景色でした、前オーナーからはあまり実が付かないと言われていたので心配でしたが不安とは裏腹にいずれの木にもたくさんの梅の実が付きました、そこで5月連休明けに来た際にかなり早摘みですがまだ固い青梅を10kgほど初収穫しました。
私は固い青梅の方が熟れた梅よりも好きです、なんといってもこの固い青梅で造った梅酒は辛口で最高なのです、そしてカリカリ梅と一般に言われる塩漬けはおつまみ代わりにもなっていいのです。
ということで東京に戻り初収穫した固い青梅を使って梅酒と塩梅とピクルスを造りました、塩梅は1週間ほど経ったら一部を糠床に入れて青梅の糠漬けも造れます、実は青梅を糠床に入れるとカビが生えないのです、青梅にはホルマリンの3,000倍にもなる殺菌効果があるのです、その意味では青梅は非常に使い勝手がいいのです。
本来梅は6月中旬くらいが収穫の最適期です、このころになると黄色くなって完熟します、完熟した梅は生食してもほとんど青酸化合物が消えているので安全に食せます、また売られているような柔らかい梅干しやコンポートが造れます。
また梅ジャムや梅ペーストも造れます、梅ペーストはあまり知られてないのですが調味料として酢の代わりに使えサラダドレッシングで使うとさっぱりした風味で非常に美味いです、しかも天然なので安全ですしアンチエージングやデトックスなどの薬効成分も豊富です。
しかし予想以上の量が収穫できることが解り逆に悩ましくなります、というのは生産農家を行うつもりはなくあくまでも自家製の梅酒や塩梅を1年分作れればいいと思ってたのですが、この量だと身内みんなで分けても10年分ほどになります。
今回も手の届く範囲だけで上の方は手つかずで大きな実がたくさん付いています、この大量に採れる梅を何か上手く使う方法はないだろうか、ここ最近はそんなことばかり考えています、ということである意味平和な日々を過ごしています。
理想郷を確立したいという目的の一つに自給自足という生活スタイルがありました、その目的の一つが早くも達成されつつあります、そもそも本丸をここに決めたのもその目的を達成したかったからに他なりません。
本丸には広々とした庭園に加えて畑と果樹園があります、この自然豊かな土地を思う存分に活かしたいと既に新たな果樹を植えたり自然農法で育つ野菜を自生させる準備を行っています。
果樹園は理想的な自然農を行う土壌です、毎年秋になると大量の枯葉が地を埋め尽くします、この枯葉は春までに熟成分解され窒素分を土壌に齎します、したがって肥料を与える必要はありません、更には雑草類がグランドカバーとなり根や葉によって土壌の保水性と団粒構造による排水性が確保できます。
これらの利点を生かして一度種を撒いたら耕起も水やりも肥料も不要な自然農で野菜を育てることができます、人間の仕事は収穫するだけです、今後春から秋にかけて継続的に収穫できる野菜の選定を行っています、自然農で育てられない野菜はほぼありません、芋類も子芋をあえて収穫せずに放置しておけば春には自然に芽を吹いてくれます。
様々な果樹は収穫してはドライフーズにして次の収穫シーズンまで楽しめます、野菜も保管方法を各種実験しており収穫しては乾燥・冷凍・漬物と種類別に加工すればこれも次のシーズンまで持つことが解りました、残るはタンパク源をどうするかということですが既にアイデアは豊富にあります、これらは順次準備していくことにしましょう。
最後に主食のお米や小麦をどうするかということに関してもお金も労力もかけずに確保できる方法が確立しています、どうするかというと田畑を別の農業法人に貸して田畑の賃貸料の代わりに収穫物で納めてもらうのです、田畑を購入すれば後は労せずして食べていけるのです、我ながら実に善いアイデアを考えたと思っています。
桜が咲き誇る本丸の地に先週も新たな果樹の植え付けと各種の探索を行うために足を運びました、そこで果樹園などを確認してみたところ庭や果樹園に野草が群を成して自生していました、ほとんど草丈が低い一年草で嫌われ者のイネ科や蔓性の宿根性の野草は一切なく安心しました。
これらの野草類の多くは食べられる野草でナズナ・ホトケノザなどは春の七草でお浸しや味噌汁でいただけます、またフキが群生していて3月はフキノトウを収穫でき4月から10月まで葉や茎を収穫できます。
子供の頃にフキ味噌をおにぎりの中に詰めてフキの葉で包んだフキおにぎりを食べたものです、ちなみに私はこの味が大嫌いだったのですが今では旬を感じる味だと思えるようになりました。
そういえば道楽ビジネスとして7年ほど前に食用タンポポの研究を行っていたのですが、その頃同時に食用になる野草類も研究していていろいろ食してみた経験が生きるときがきたように感じます。
取り急ぎ3月末には大量のフキノトウを収穫し、今回はフキとナズナを収穫してきました、これらを使ってお浸しなどを作ってみたのですがナズナのお浸しはホウレンソウよりも美味しいです、まるで菜の花のような香りと味がします。
おそらく野草を研究していなかったらこれらの野草に気が付きもしなかったと思います、こんなところで過去の経験が生かされるのですね、今は春先で一部の野草しか確認できていませんが今後夏に向かってどんどん新しい野草の発見があると思います、そして前オーナーは果樹園は5年以上放置していたらしく農薬は一切使っていないということでした、つまり本丸はオーガニック野草の宝庫なのです。
食用になる野草は天然の漢方薬です、ナズナは根から花まで乾燥させると薺菜(せいさい)という万病に効く古くからの漢方薬です、特に下痢や嘔吐にデトックスなどに効果がありフィトケミカルの宝庫です、7年前を思い出して今後本格的に漢方薬を研究してみようと思います、何かきっと意味があってこの地を手に入れ、そしてこの地に薬草になる野草が豊富に自生しているのですから。
またシロザやオオバコなどの葉の柔らかい野草はホウレンソウのような食感と味で勿論食べても美味しいのですが鶏やインコをはじめカメやイグアナなどのペットの餌としてもよく用いられます、私もグリーンイグアナとギリシャリクガメを飼っていたころペットのおやつにハコベやギシギシを空き地や神社で摘んだものです、本丸の野草たちがそんな懐かしい時のことを思い出させてくれました。