20歳代で観葉植物に始まった植物飼育がラボができた7年ほど前に本格復活したと思ったら、今では盆栽にテラリウムにとどんどん植物飼育道楽の幅が広がっています、更には本丸や地方拠点のオフィスのある地域に適した農耕やガーデニングも行おうとしています。
さて植物飼育の道楽が復活し満足できたのか次の愉しみごとを探す自分がいることに気付きました、そしてその矛先は生き物飼育です、小学校のころからカメやヘビに始まりハトやウサギの飼育に始終していました、社会人になってからは熱帯魚にはまっていました、そして猫を飼うようになり熱帯魚などの生き物飼育はストップしたままとなっていました。
本丸が決まり本丸の住居の隣に建ててある30畳ほどの鉄骨造りの作業小屋をどうしようかと考えていてふと浮かんだのがこの小屋全部を生き物飼育用に改良したらどうかというものでした、どこかに昔取った杵柄である生き物飼育への寂しさがあったのでしょう、またオフィスに生まれ変わる拠点物件にたくさんの生物が生息していて小さな命の触れ合いによって忘れかけていた記憶が蘇ったのかもしれません。
最初は取り潰して温室を新たに造ろうと思ったのですが温室は広い母屋のベランダに造ることにしましたので作業小屋は解体するか水耕栽培の実験室にしようかと考えていたのです、水耕栽培の実験室となると鉄板の屋根をガラスサッシにして太陽光が入るようにしないといけません、そんなリノベーションを考えていてふと浮かんだのがどうせ屋根をガラスサッシに直すのなら大きな生き物飼育小屋にもできるじゃないかということです、ということで人間が充分に住めるほどの大きさの生き物飼育小屋を造ることにしました。
そこで飼う生き物を考えたのですが鶏では近所迷惑になるかもしれないのでスタート時はウズラにしようと思います、また広い空間なので上部を上手く使えるインコなどの小鳥も一緒に飼おうかなと考えています、昔アクアリウムと並行して飼っていたグリーンイグアナも草食性なので問題なく一緒に飼えます、そんなことを考えていたら生き物飼育の計画がどんどん広がってきました、植物と生き物を同じ空間に共存させるビバリウムやビオトープも部屋に置けるので並行して愉しめます、こうしてまた一つ新たな道楽が始まろうとしています。
安住の地でガーデニングや野菜作りの準備を昨年の6月から開始していますが、自生しているシダ類や山野草などの植物だけではなく生き物もたくさん生息しており自然農準備の畑やガーデニング中の庭で各種の生物との遭遇があります。
自然農の準備を畑で行っていると毎回ヤマガラという綺麗な野鳥が雄雌ペアで遊びに来ます、作業が終わるまでずっと畑の中をチョコチョコ動き回っては昆虫の幼虫や雑草の種などを啄んでいます、ヤマガラは野鳥の中でも人懐っこさではピカイチでまるで人を怖がりません、他に行くでもなく毎回ずっとここにいるということはきっとここが気に入っているのでしょう、いつか巣箱でも置いてあげたいと思います。
ガーデニングでは大小の石を使ったレイズドベッド(花壇のように一段高くしてある庭)が4ヶ所あり全てリセットして一から造り直そうと植わっている植物を伐採したり伐根しているのですが先日冬眠しているカナヘビの巣を発見しました、6匹ほどが一つに固まって穴の中で熟睡中で持ち上げても動きません、可愛そうなので暖かくなるまで手を付けない他の場所へ同じように石の隙間に枯草を敷いてそっと置いてあげました。
また樹木を伐根していると各種の昆虫の幼虫がたくさん出てきます、おそらく大きさからカブトムシとかクワガタムシなどの幼虫かと思いますが今年の夏は少し念入りに庭に生息している昆虫を探してみたいと思います、またトンボや蝶も数種類確認しました、更には絶滅しかかっている大きなクマバチも蜜を求めて集まってきます、クマバチはよほどのことが無い限り人を刺さないおとなしい蜂ですので保護に努めたいと思います。
手塚治虫氏は生前、「自然を人工的に作り虫を入れるのではなくて、虫が自然に集まってくる場所を造ることが尊い」という言葉を残しています、私はこの言葉に強く感銘したことを思い出してこの地でのガーデニングにも是非そういう思想を取り入れていきたいと思います、昨年末には更に果樹園も手に入れましたので気兼ねなく自由に各種の施策ができそうです。
美観を愉しむだけの人工的な庭ではなく周囲の自然に溶け込むような庭や果樹園を造っていきたいと思います、大切な植物たちが鳥や虫に食べられたらどうしようなどという身勝手な思考は持ち合わせていません、植物も動物も共存できる環境が人間にとっても好ましいのです、そして今の時代にあって大自然を毎日のように身近に愉しめるということは何とも言えない贅沢なことだと思います、こうして自然と触れ合える道楽事がどんどん広がっていくのでしょう。
20歳代から観葉植物の世話を行うようになってから植物育成の虜になってしまった私が常に思い描いてきたのがガーデニングです、つまり自分の世界観で自由に造る庭です、この50数年間は街を歩けば街路樹や道路脇の植え込み、そして一戸建ての家の庭を観察し続けて自分なりの好みのスタイルが頭の中に出来上がっています、庭のスタイルもこの50年で大きく変わってきています。
現在のブームはどちらかというと全ての樹木が自然形で剪定されている造り込まれていない庭です、その意味からいうと安住の地で最初に購入した物件にある庭は4ヶ所あるのですがどれもプロの剪定士による盆栽や盆景のような樹形で植わっている全ての植物が自然界には絶対に存在しない樹形になっています。
ということで自分流の庭を造るためのガーデニングを行うにあたり全てを一旦リセットすることにしました、毎年2回プロの剪定士が入っていたそうで年間の維持費も結構な額になっていたそうです、お金を払って自分の好みの庭を維持できるのであれば幾ら払ってもよいのですが自分の好みではない庭に費用をかける気になりません。
そしてなによりもガーデニングとは自分で剪定するからの愉しい道楽なのです、他者に頼らなければできないことであればそれはガーデニングではなくて家の一部となってしまい賃貸マンションの花壇と何も変わりません、それは私にとって耐えがたい状況となります、自由にできるのにできないという意味においてです。
ということで大きな樹木はプロにお任せすることにして低灌木や宿根草などの伐根を夏から開始しています、もう大小100本近く抜いたとおもいますが半年経ってやっと2番目に大きな庭のリセットが完了しました、とにかく大きな石で作られた庭なので何かをするにしても石が邪魔して自由に抜けないのです。
まあ少しづつ動かせる範囲で石も動かして理想の庭を目指して大いに愉しんでいきましょう、そしてガーデニングに完成は無いのです、先のプロにやってもらうと一旦完成後はどんどん退化しますが自分でガーデニングすれば常に進化し続ける庭となるのです、ということでガーデニングに関しては別に立てたブログの方で順次記録を残していきたいと思います。
20歳後半から20年以上もアクアリウムと観葉植物道楽を愉しんでいた私ですが、猫を飼い始めてから猫にも熱帯魚や植物にも害が出始めたので一旦猫以外の動植物飼育を全て止めてしまいました。
どこかで寂しい気持ちがあったのでしょうか、5年前にラボ1号である食と健康&オーディオラボという第二のプライベート空間が誕生してから観葉植物を足の踏み場もないくらいに置き、以来ずっと植物とトコトン触れ合える道楽の復活タイミングを見計らっていました。
そして我慢の限界を超えた今春についに隠居後の安住の地への拠点となる庭と畑付きの物件を購入し、合わせてテラリウムと盆栽など植物と思いっきり触れ合える所謂生体箱庭道楽が復活してしまいました、復活した瞬間に工具類やガラスケースに鉢と植物類を買いまくり毎日のように何個も荷物が届きました、そしてあっという間にラボ1号が観葉植物に加えてシダやコケに侵食されてしまいました。
アクアリウムや観葉植物道楽で使っていた水槽や浄化装置に各種ツールなど高額叩いて購入したもの全てを捨ててしまったので今思えばもったいないことをしたと残念な気持ちになります、ただ昔の装置や道具と今のものでは桁違いに性能が違うので買い替え時期だった考えて一から揃え直しています。
ラボ1号のオーディオラックにシダやコケが侵食中
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同時に8年ほど前から食と健康道楽でオーガニックハーブなどをベランダ菜園で楽しんでいたのですが、加えて部屋の中でも1年中楽しめる野菜の水耕栽培の研究&実験も始めてしまったのでラボ1号の中は今や植物だらけになってしまいました。
野菜の水耕栽培は10年以上も前からいつ始めようかと考えていたことです、「やりたい事はやりたい時ではなくやれる時に行う」という自論の「待ちの成功術」どおりにジャストなタイミングで開始しました、そして畑を使った自然農法と水耕栽培の記録用ブログと生体箱庭の記録用ブログと2つも新たにブログを立ててしまいました。
テラリウムや盆栽と野菜の自然栽培や水耕栽培は実は相性がすごくいいのです、装置や道具など共通して使えるものが多く、例えば植物育成用のナローバンドライトを付けた室内用グロウテントは弱った観葉植物やテラリウム素材の治療や早期育成に使えます。
他に消毒や病原菌治療薬に液体肥料の希釈に使うシリンジや各種のガラス容器などラボ1号はいつの間にかバイオ研究所のような状況に風変わりしてしまいました、常用オーディオの上にもコケテラリウムでいっぱいです、この爽やかな森林浴にも似たマイナスイオンに包まれるのを本当に待っていました、心身状態は益々元気いっぱいです。
5年ほどグループ法人で再建そして経営してきたイタリアンレストランを昨年春に元オーナーに再譲渡の話が持ち上がるや否や突然のように始めたウイスキーブログ、周囲の人は今度はリカーショップやショットバーでも経営するのではないかと関心しきりです、真相はどうであれ幾つかの事実を辿ってみれば、そういう発想も無いことはないという結論が導かれても仕方ないかもしれません。
まず私は無類の酒好きだということ、過去にショットバーやダイニングバーをサイドビジネスとして3店舗を10年以上経営していたということ、毎日のように一人ショットバーで〆のウイスキーを飲んでから帰宅するということ、そんな事実を知っていたら前述の発想が当然のように浮かんでくるのかもしれません。
更には昔からバーテンダーや調理人の知人友人が多いということ、アンティークウイスキーのコレクションが優に100本を超えていること、ここ最近は月に何本も新たに発売されたウイスキーを買っては味見しているということ、意味の無いことはやらないということ、道楽から新規ビジネスを興すのは珍しくないことなどを加味したら、これはもう想像ではなく確信に変わるかもしれません。
さて、そんな周囲のワクワク感や本業の忙しさを他所に新しいウイスキーを買ってはおつまみを研究し試飲食する毎日、どんなに忙しくてもこういう状況が一番心身が元気で愉しいのです、物事は幾ら考えても絶対に収まるところに収まりません、日々の継続した具体的な行動から収まるべきところに収まっていくものです、逆説的に言うと収まるところに収めるべく行動を起こしているのかもしれません。
思えば明日のことを考え今日を大事にしない人がほとんどです、人生の勝者となるには人生のゴールを見て今この瞬間を大いに愉しむことです、その継続で理想のゴールが近づいてくるのです、人生は一度きりで限られた時間しか与えられていません、大いに愉しんだ者だけが価値ある人生を送れるのだと思います。
食べ物が芋一つしかない場合に明日のために半分取っておくのは凡人、明るい未来を信じて種芋として植える人は賢いようで何も成果を出せない愚者、何故なら腐ってしまうかもしれないし明日生きているかどうかも解らないのですから。
結局今全部食べ今日一日を生き抜いた人が新たに開く明日もしっかり生き続けられる人です、何故ならあの世に逝くまで今日一日を精一杯生き抜こうと思考して行動するからです、その日々の連続が人生というものなのですからそもそも論なわけです。
そして自分がやりたいと思ったことは経済基盤が整うまでは準備をしても絶対に動かないことです、天の時を待てない人が成功することは絶対にありません、そして経済基盤が在るからこそ利益を求めず好きなことを堂々とやることができるということです。