
代表の本丸のプラムの木の下やオフィスの庭に群生しています。
草丈は30cm〜1m程度で日本各地の山野や湿地帯に自生し、古くから親しまれてきた山菜で、日陰でもよく育つ生命力が非常に強い雌雄異株の植物です。
花茎は開花後に伸長し20〜30cmになり、雌株ではさらに伸びて30cm以上になります。
茎は地上には伸びず地下茎として地中を横に長く這って広がり、これが増殖させる主な器官ですが有毒なため食用にはできません。
葉は地下茎から直接伸びる葉柄(ようへい)の先に展開し、この葉柄が一般的に「フキ」として食用とされる部分です。
葉身は腎臓状円形で直径は15〜30cmにもなる大型で裏面には綿毛が生え銀白色を呈します。

2~4月にかけて春の訪れを告げる味として天ぷらや和え物で楽しまれるフキノトウ(蕗の薹)は花のつぼみです。
代表のオフィスの庭の岩陰からひょっこり顔を出しました。
カリウム、カルシウム、食物繊維などの栄養が豊富で苦味成分としてポリフェノールの一種であるクロロゲン酸を含んでおり、これは細胞の突然変異を抑制する作用があり抗ガン作用が期待されています。
学名:Petasites japonicus
分類:キク科フキ属
開花時期:2~4月

誰でも知っていて全国至るところで普通に見られる植物で、代表のオフィスにも本丸にもいたるところに見られます。
草丈20〜50cm程度で白い地下茎が地下に細長く横に這い盛んに枝分かれして広がり、ご存知の通り繁殖力が非常に強いです。
よく観察すると地上茎は高さ20〜50cmで直立または斜上し、無毛または有毛で汚紫色を帯び分枝します。
4〜8cmの葉はハート形で先端は短く尖り茎にまばらに互生し葉脈や葉の裏が赤紫色を帯びることもあります。
葉は揉むとドクダミと瞬時で分かる強い独特の臭気があります。
花は花弁も萼も持たない極めて小さな裸花(雄しべと雌しべのみ)が、茎の先端に長さ1〜3cmの穂状花序として密集してつきますが、本当の花はこの穂の薄黄色の部分となります。
白い花びらのように見えるのは、総苞片(そうほうへん)という葉が変化したものです
実は花後に亜球形のさく果(熟すと裂開する果実)ができ、熟すと上部が裂開し微細な種子を放出します。
種子は褐色の卵形で長さ約0.5mmで日本のドクダミは受粉せずに種子を作る(無融合種子形成)と考えられています。
強い生命力と独特の香りのためハーブや漢方薬として世界的に利用されていて、ドクダミという名前から毒があると誤解されがちですが毒を抑える(矯める)という意味の「毒矯め(どくだめ)」が語源とされ、強い毒性はなく、むしろ、生薬として利用されます。
葉を乾燥させたものは「十薬(じゅうやく)」と呼ばれ、利尿作用や便通を整える効果、抗菌作用などがあり古くから民間薬として利用されてきました。
学名:Houttuynia cordata
分類:ドクダミ科ドクダミ属
開花時期:5~7月

世界中で愛され、その優雅で美しい花姿と甘く濃厚な香りが特徴の誰でも知っている植物。
代表の本丸の庭やオフィスの裏に突如芽生え、可憐に咲いています。
球根植物で鱗片(りんぺん)が重なり合ったような独特な形をしていて食用になる品種もあります。
茎は紫赤色を帯び高さが2m近くになるものもあり、平滑又はパピラ(乳頭状の突起)があります。
葉はまばらにつき、線形から狭披針形です。
花の形は、ラッパのような筒状、花びらが大きく反り返る反転、花びらの基部が透けて見える盃状などがあり、咲く向きも、上向き、横向き、下向きと多様です。
白、ピンク、黄色、オレンジ、赤など多彩な色があります。
特に、カサブランカなどのオリエンタルハイブリッドは、その豪華さと香りで人気です。
花びらは6枚に見えますが、外側の3枚は萼(がく)が花びらのようになったもので、内側の3枚が本来の「花びら」です。
日本には、ヤマユリやササユリ、テッポウユリなどが野山に自生しており、古くから愛され、庭植え、鉢植え、切り花に加え、ゆり根を食用にするなど、さまざまな楽しみ方があります。
晩夏に咲くタカサゴユリは台湾原産ですが、日本の道端などで旺盛に繁殖しているのをよく見かけます。
ユリはすべての部分(花、葉、茎、花粉、花瓶の水など)に毒性があり注意が必要です。
学名:Lilium
分類:ユリ科ユリ属
開花時期:5~8月

葉は革質で厚みのある楕円形をし地面に張りつくように広がり、どっしりとした安定感があります。
大きなものは直径20cmほどにもなり、秋から冬にかけて寒さに当たると紅葉し、赤っぽく色づくことがあります。

寒さが残る早春にやさしいピンクの花を咲かせ、花壇を明るく彩ります。

太い根茎が横に伸びて樹木のような形になり、年数を経るごとに風格も増してきます。
株の成長はゆっくりで一度根づくと何年も放任しても育つ丈夫な植物なのでグランドカバーとしても用いられます。
代表の本丸では玄関脇で出迎えてくれます。
学名:Bergenia stracheyi
分類:ユキノシタ科ヒマラヤユキノシタ属
開花時期:2~4月