
葉は革質で厚みのある楕円形をし地面に張りつくように広がり、どっしりとした安定感があります。
大きなものは直径20cmほどにもなり、秋から冬にかけて寒さに当たると紅葉し、赤っぽく色づくことがあります。

寒さが残る早春にやさしいピンクの花を咲かせ、花壇を明るく彩ります。

太い根茎が横に伸びて樹木のような形になり、年数を経るごとに風格も増してきます。
株の成長はゆっくりで一度根づくと何年も放任しても育つ丈夫な植物なのでグランドカバーとしても用いられます。
代表の本丸では玄関脇で出迎えてくれます。
学名:Bergenia stracheyi
分類:ユキノシタ科ヒマラヤユキノシタ属
開花時期:2~4月

草丈は30〜80cmほどで、茎は直立または斜めに立ち上がります。
葉は掌状に浅く5〜7裂し縁には丸いギザギザ(鈍鋸歯)、表面にしわがあり全体に軟らかい毛が生えています。
初夏から夏にかけて薄紫色から紅紫色の小さな花を咲かせます。
花弁は5枚でそれぞれに濃い紫色の筋が入っていて、この筋が美しい網目模様を作り出し、花の形が昔の銭(ぜに)の形に似ていることから「銭葵(ぜにあおい)」と名付けられました。
花が終わると円盤状の果実ができ熟すと分かれて、一つ一つの形がチーズに似ていることから「チーズプラント」という英名もあります。
また、健康促進の特性が豊富であり、葉や花、根に含まれる粘質物(ムチン)が、のどの炎症や咳を鎮める効果があるとされていて、若い葉や花は食用でハーブティーやサラダに利用されます。
比較的育てやすい植物で道端や空き地で野生化していることもあり、代表のオフィスの庭もどこからともなく生えてきたりします。
その素朴な美しさと有用性から多くの人に親しまれています。
学名:Malva sylvestris
分類:アオイ科ゼニアオイ属
開花時期:5~8月

葉は根元から放射状に広がり、株の中心からまっすぐに立ち上がります。
江戸時代から盛んに品種改良が重ねられ、品種が非常に多く、葉の形や斑(ふ)の入り方によって今では1,000種類を超えています。
花は夏に葉の間から短い花茎を伸ばし、クリーム色の花を穂状に咲かせます。
花の後には丸く光沢のある実がつき、秋から冬にかけて赤く熟して美しくなります。
直射日光を嫌うため、年間を通して明るい日陰や半日陰の場所が適していますが、代表のオフィスの庭では直射日光が当たるところでも育っています。
日本の気候との相性が良く、古くから観葉植物として栽培され、一年を通して青々とした厚みのある葉をつけ、万年変わらないことから「万年青」と名付けられ、縁起の良い植物とされています。
徳川家康が新年の縁起物としてオモトを床の間に飾ったという逸話があり、引越し祝いや新築祝いに贈られることもあります。
学名:Rohdea japonica
分類:キジカクシ科オモト属
開花時期:5~7月

北アメリカ原産の多年草で草丈は30〜70cmほどの高さになります。
葉は細長いへら状で茎の下の方に集まってつき、両面には荒い毛が生えており葉の縁に鋸歯はありません。
花は鮮やかな黄橙色の花を咲かせ、大きさは直径5〜7cmでコスモスに似た形をしていて、花弁の先端には不規則なギザギザがあるのが特徴です。
非常に繁殖力が強く、根が残っていると翌年以降も再び生えてきて、一度定着すると在来の植物を駆逐してしまいます。
実は、日本の生態系に重大な影響を及ぼす恐れがある「特定外来生物」に指定されていて栽培や運搬、販売などが法律で原則禁止されています。
オオキンケイギクは外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)に基づき、2006年2月1日に特定外来生物に指定され「栽培、保管、運搬、販売、譲渡、野外に放つこと」の行為が原則禁止されています。
これらの行為に違反した場合、個人の場合は最大で3年以下の懲役または300万円以下の罰金、法人の場合は最大で1億円以下の罰金が科される可能性があります。
もし庭などに生えているのを見つけた場合は、根ごと引き抜いて種子や根が落ちないようにビニール袋に入れて密閉し、枯死させた後に燃えるごみとして処分する必要があり、生きたままの運搬は禁止されているためその場で枯らすことが重要です。
代表の庭に生えてきいていたため、上記の処理方法で処分いたしました。
学名:Coreopsis lanceolata
分類:キク科ハルシャギク属
開花時期:5〜7月

敷地内の土を掘ったり枝を剪定したりした土や枝をまとめておいたところからひょっこり出てきた可憐な黄色い花。
はて?
昨年は、このような花は見かけなかったような・・・。
まだ、観察力が足りないようです。
草丈は10~20cmほどの多年草で、葉は地面に張り付くように広がるロゼット状で冬を越します。
花は淡いクリーム色や黄色が基本ですが、園芸品種では白、青、ピンクなど多様な色があり5枚の花弁が平たく開く形が特徴で、中心部には濃い黄色やオレンジ色の模様が入ることが多いです。
湿り気のある草原や林床に自生し、日当たりが良く、水はけの良い場所を好みます。
繁殖力は強く、こぼれ種でも増えるほど丈夫で育てやすい植物です。
「プリムローズ(primrose)」の語源は、ラテン語で「最初のバラ」を意味する「prima rosa」に由来します。春先にいち早く咲くことからこの名がつきました。
学名:Primula vulgaris
分類:サクラソウ科 サクラソウ属
開花時期:2~5月