2025年10月11日 09:00
代表の本丸の梅林の中で異彩を放つ美しい高木。
3月には白い花を咲かせ樹高が5~10mになり大きく育つとシンボルツリーとして存在感を発揮します。
自然に広卵形になる樹形ですが大木になるため広いスペースが必要で、樹皮は灰白色の平滑で老木になってもあまり裂け目はでてきません。
葉は花が散った後に芽吹いて展開(花が先、葉は後)し、倒卵形から楕円状卵形で大きく葉の裏には軟毛が多く、秋には紅葉して落葉します。
純白で直径10~15cmほどの大輪の花を咲かせ、花弁(正確には花被片)は肉厚で9枚あるように見え開花しても完全に開ききらずつぼみのような形で上向きに咲き、枝いっぱいに咲き誇る様子は圧巻です。
花が咲いている間は周囲にレモンやライムのような甘く上品な香りを漂わせます。
同じモクレン科のコブシとよく似ていますが、ハクモクレンは花が大輪で花が上を向いて咲き花びらが完全に開きませんが、コブシはガクの根元に葉が出るのとほぼ同時に開花(花と葉が同時)するという特徴があります。
春先の樹木が閑散としているころドライブなどしているとハクモクレンかコブシなのか楽しみながら運転できます。
学名:Magnolia denudata
分類:モクレン科モクレン属
開花時期:3月下旬~4月上旬