2025年5月29日 09:00
サツキやツツジの間からすくっと生えてきたヤシ?
関東地域でヤシが生える訳がないと思いながらもヤシ?って聞いてしまいます。
ヤシ科なので総称すれば間違いではないと思いますが、シュロを覚えてほしいです。
写真を撮っていると、代表のオフィスのお隣の棟梁が、
「寺の木だから抜いたほうがいいよ」
とアドバイスをくれます。
代表からもシュロは不要なので抜くようにと指示をいただき、
小さいのですぐ抜いて、(30センチくらいの小さいものは手で簡単に抜けます)
「自宅の庭にもよくあるシュロがなぜ寺の木なのか」と思いながら、帰って調べると、
『まっすぐで丈夫な幹は、寺の鐘を突く撞木(しゅもく)に使われます』
なるほど。
日本には、本州以南に自生するワジュロ(和棕櫚)と中国原産のトウジュロ(唐棕櫚)の2種類がよく知られています。
葉の縁が細かく裂けて垂れ下がるのがワジュロ、あまり垂れ下がらず上向きに立つのがトウジュロです。
写真の代表のオフィスの庭にあったのは葉が垂れ下がっていたのでワジュロ、私が子どものころよく見かけていたのもワジュロ。
そういえば、代表が所有していたイタリアンレストランで働かせていただいていた時、駐車場の真ん中に3m超のワジュロがあって、枯れ枝を刈り込んだのを思い出しました・・・。
今はどうなっているのか、少し気になります。
あと、春になると黄色い花が咲きます。
学名:ワジュロ(和棕櫚)Trachycarpus fortunei var.wagnerianus
学名:トウジュロ(唐棕櫚)Trachycarpus fortunei
分類:ヤシ科シュロ属
開花時期:4~6月