2023年9月 3日 08:00
スピーカーは設置方法によって著しく音質が変わってしまうので、設置方法には多数のノウハウが存在しています。
もっとも理想的な設置方法とは、空中に浮かせるように置くということです。
これは、余計な振動をどこにも伝えずにスピーカー自体の音だけを聴く事ができるからです。
その為、スタンドやインシュレーターなど高価なアクセサリー類が販売されています。
最も高価なのが石や金属の板を下に敷き、その上に金属製の円錐状のスパイクを置き、スピーカーを設置するという方式ですが高級品になるとペアで数十万円もします。
一般的には、大型ブックシェルフはレンガやブロックで台を作りフェルトやスポンジを敷いてスピーカーを乗せる方式です。
中小型は少し高めの専用スタンドを使うか、ローチェストやサイドボードの上に設置すると耳の高さになり、床にも振動が伝わりずらくなります。
逆に伝わる振動を上手く利用すれば、不足している低域音を膨らます事も可能になります。
尚、バックサイドにダクトが在るバスレフ型は背面も気にしないといけません。
背面の壁からの距離で低域の響き方がガラッと変わりますので、聴きながら距離を取る必要があります。
まずは、いろんな置き方を身をもって体験してみることです。
良い音になる置き方が、その部屋とスピーカーにマッチした設置方法だということです。
経験を積めば、感覚で最も良い方法がやってみなくても解るようになります。