2024年12月 9日 08:00
私のホームシアター歴で10台目のキリ番AVアンプとなるのが、このデノンAVR-X4000(2013年発売、定価15.8万円)です。
オーディオ&ホームオーディオ道楽復活で一番先に欲しかったAVアンプです、これも運良くメーカー展示品という傷の一つも無い新品同様の超美品を購入できました。
デノン AVR-X4000
デノンのAVR-XシリーズはネットワークステーションAVアンプとも言えるアンプで、インターネットやブルートゥースなど現在考えられる全ての音源に対応しています。
つまり、インターネットラジオやiphone、更にはPCなどを音楽ソースとして接続する事が出来ます。
更にはFMチューナーまで内蔵しており、CDプレーヤーやDVDプレーヤー以外は何も揃える必要のないオールインワンのAVアンプです。
現在、AVR-X4000の最新後継機としてAVR-X4700(2020年発売、定価18万円)がありますが既に発売終了となっています。
現在のデノンはホームシアターに意欲的ではなく同ホールディングのマランツに地位を譲った感があります。
スペックとしては、全チャンネルにディスクリートアンプを搭載しており7チャンネル全てで125Wの高出力を実現しています。
尚、あくまでもスペック上は7.2Chですが、バイワイヤリング設定で11.2Chまで愉しむことができるようにスピーカー端子が用意されています。
また、プリアウト出力も11.2Chとなっており4Chパワーアンプを接続すると、本機と合わせて本格的な11.2Chホームシアターシステムを構築する事が可能となります。
このアップグレード可能な事もググっとマニア心を擽られるポイントです、部屋の大きさに合わせて如何様にも進化させて愉しめるのですから。
また、192KHz/24bitの高性能DAC搭載ですからSACDプレーヤーなどとも光デジタルでダイレクトにデジタルリンク接続が可能です。
エントリークラスのCDプレーヤーやDVDプレーヤーが外付けDAC無しで数クラス上の音質に変化します。
AVアンプで独自回路を開発しとことん音質に拘るアンプ、手に入れない理由はありません。
さて、問題の音質ですが中高音域が極めて綺麗です、シャープというよりも余韻の響きが驚くほど綺麗です。
SF映画を再生していると、誰かがドアを開けて入ってきたかと勘違いする程効果音が超が付くほどリアルです。
パイオニアのデジタルアンプ構成のAVアンプの音質にしばし時を忘れて浸っていましたが、これを聴いてしまうと一気に見劣りしてしまいます。
価格差8万円なら断然AVR-X4000の勝ちです、コストパフォーマンスは相当高いです。
デジタル時代は5年も経つと大幅に性能が向上するのです、だからAVアンプは定期的に購入し入れ替えるのが良いかもしれません。
そして、AVアンプは音が悪いと嘆く人は、是非こういったAVアンプを体験して欲しいと思います。
現在では、15万円以上のAVアンプなら満足できる音色を保障できます。
尚、消費電力は最大で670W、所謂音の出るトースターと呼ばれるカテゴリ製品です。
電力がもったいないというより良い音を愉しみたいという人向けです、電力がもったいないという人は買うべきではありません。