日々成長してどんどん大きくなっていく人。
逆に日々どんどん小さくまとまっていく人。
同じ時を過ごすなら、
成長段階の伸び代が有る人と過ごすのが意義深い。
ここで伸び代が有る人に是非覚えてほしいことがある。
労せず儲けたいのであれば、
先ずは汗水たらして自分自身の手でレールを敷くことだ。
そしてそのレールの上に他者の電車を走らせる、
それだけで自然に利益を得られるようになる。
実はこれこそが「濡れ手で粟」の資本主義の原則である。
動けるうちに成功法則をしっかりと実践していくことだ。
ネット社会は多くの情報が飛び交う情報過多社会である。
それを意図的に操ろうとする者にとっては強力な武器となろう。
こんな時代は情報の本質を知って、
情報操作に踊らされないことが肝要である。
志で生きる者に他者の情報ほど無益なものはない。
ところでこんな時代に最も有効な情報戦略とは何か?
それは極秘裏に遠大な事業を構築し推進することだ。
つまり表面には本命とは無関係な情報を出しておき、
水面下で本命事業を粛々と進めるステルス戦略である。
これからの時代の情報戦略はこれに限る。
発信するだけが情報戦略ではない、
何も発信しないステルス戦略が効果を発揮する。
ビジネスとは実に非情でシビアな世界だ。
だから常にホットな関係を構築したいと思ってきた。
しかしホットな関係は時に自らを苦しめることもある。
ビジネスはクール&ドライを通すかホット&ウェットを通すか、
この2極の狭間で幾度となく葛藤を繰り返してきた。
そこで最終的に見つけた答えがこれだ。
クール&ドライに割り切るビジネスライクな生業と、
ホット&ウェットを通せる道楽ビジネスの両極を同時にやる。
この陰陽両極をそれぞれで極めることによって、
気の流れも精神的にも見事にバランスが取れるようになった。
老ネズミはエサを求めてうろつくから天敵に捕まってしまう。
老いたら若ネズミのように捕まっても逃れる術も体力もない。
老いたら大人しく安全な巣の中にいて、
労せずエサを得る仕組みを作り上げることが肝要なのだ。
これが本当の老後戦略というものだ。
天敵やライバルの動きを意識することもなく、
のんびりと暮していても食うのにも困らず悠々自適に過ごせる。
老いたら体力を使わずに知恵をフルに使うことだ。
若い時に知恵を得なかった老ネズミの余生は言わずもがだ。
農耕民族は集落を作ることで外敵から守り助け合って生きのびた。
団結力が強くなればなるほどルールを強化して異端児を排除した。
対してそれぞれが独立した狩猟民族は集落を持たない。
自身で身を守り安全確保をそれぞれの方法で手に入れた。
個々が自立した大人の集団の姿がここに在る。
別々に暮らしていてもいざという時には結集し外敵を排除する。
これが本当の強い理想の組織の在り方だ。
団結を強くしようとすれば弱い者が集まり小さくまとまっていく。
自立した大人は異端児を許容し強い組織を作り上げる。
世を変えるのは常に既成概念に縛られない異端児である。