「どうして、もう少し待ってくれないのか?」
本当に昔から不思議なことがある。
今までの協力や支援してくれた感謝の念を、
直接伝えられないことがある。
だから結果を通して伝えようと努力してきた。
やっと結果で返すことができると思った瞬間、
その対象の相手が去っていく。
直ぐ会えないような遠方に行ってしまう人もいれば、
あの世に旅立ってしまう人もいる。
これって何だろう?
いろいろな事を考えさせられる。
結果的に恩を直接返せなかったことだけは事実として残る。
この気持はどうしたらいいのか?
直接返せないのであれば恩を後継者に繋ごう。
これが「ペイフォワードの精神」というものなのだろうか?
普通の人であれば旅行が嫌いだと言う人はいない。
異空間にしばらく身を置くことでリフレッシュできるから。
そして何もなかったように現実に再び戻ってくる。
ビジネスもこれと似た心境になることがある。
低位安定の状況で異分野へ心を奪われる。
これは旅行と同じ心境であり一つの現実逃避。
勝手知った場所は面白みが無いかもしれない。
でもそれが本来の居場所であるホームというもの。
旅行は何時でも戻ることができる。
でもビジネスは一度別の世界へ踏み込んだら、
そうそう簡単には戻れないし戻せない。
成功は一つの事項を継続させた先に存在している。
継続を諦めた瞬間に成功は遠のいていく。
丸一日かけて書き上げた資料。
その貴重な資料が何らかの原因で消えることがある。
あらゆる復元を試みるも何故か元に戻らない。
私はこんなときこう考えることにしている。
「天が忘れろと言っている」
他者の目に触れることにストップをかけている。
第3者が見ることでトラブル発生の可能性があるのだと。
気休めとしては充分だ。
私は何らかの要因で失ったものを惜しむことはない。
そして頭からも消し去ることにしている。