伊東久雄

自身の行動とその結果、

それに対する自己評価などはどうでもよいことである。

評価はあくまでも他者が行うから価値がある。

意味の無い自己評価は、

自身のマイナスになってもプラスにはならない。

他者に評価を求めるのは逆に評価を下げる。

ただただ自分の使命を知って、

天から与えられた使命を日々粛々と行うことが尊い。

自然体で生きて結果が残れば最大級の評価となる。

評価とは決して自ら欲するものではない。

「あの人は私から離れていった」

人は理由も意味も無いことはしない。

離れていくのは自身がその理由を作ったからだ。

別の言い方をすれば自身が望んだ結果である。

他者は自身の心の鏡、

考えている事は確実に相手に伝播する。

その人を受け入れていたか？

その人と真摯に向き合ったか？

その人を真に信頼していたか？

自己都合だけで近寄っていったのではないか？

起こった事実は紛れもなく自身の心の反映。

自身に起こる結果の全てが自身が望んだことである。

縁が有れば最悪の状況になろうが離別することはない。

縁が無ければ良好な関係でも離別する瞬間が訪れる。

起こった事実は一つでも、

人によっては歓迎すべき事実であり、

また人によっては悪しき事実でもある。

どの道を選ぼうが結果良ければ正解で悪ければ不正解。

迷いは幸福な証拠でもある、

選択肢が無いとのが最悪な状況なのだから。

学ばなくてはならない人ほど学ばない。

充分な知識と知恵を身につけている人ほど、

常に学び続けて更なる進化を遂げていく。

学ぶ人は何を見ても聞いても学び吸収していく。

学びは学ぶ者の姿勢であって教える側の哲学ではない。

伸びぬ苗もあれば、伸びても花が咲かない苗もある。

結局その人の学ぶ姿勢次第ということだ。

覆っていた氷が解けるように。

嵐が去って晴れ渡るように。

身体から毒素が抜けるように。

緩んだネジが収まるように。

空回りの歯車が咬み合うように。

ビジネスも人間関係も、

ほんの些細な出来事から急速に好転するものだ。

「どうしよう・・」などと考えているうちは、

好転することなど望むべくもない。

好転する瞬間は例外無く心に曇りが無くなったときだ。