事業構築で最重要事項はキャッシュポイントである。
キャッシュポイントとは、
事業の何処で利益を出すかというビジネスの根幹をいう。
成功を何度も経験している人は、
この思考と手法が普通の人とは180度異なる。
見せている部分は実はまったく儲からない呼び水である。
簡単には見えないところに見せている部分の、
数百倍ものキャッシュポイントを染み込ませられるかどうか。
ここが成功する人としない人の最大の思考の相違点である。
人間関係は建前と本音を使い分けるなかれ。
事業構築は人間関係とは真反対に、
見せる建前と見せない本音を巧みに使い分けることが肝要。
この事業の利益はどこから生まれているのだろう?
そう周囲に思われたら、その事業は多分上手くいく。
誰が見ても利益構造がすぐ解る事業の多くは成功しない。
どんなビジネスで起業するかは人それぞれでよい。
どんなお金の稼ぎ方をするかも人それぞれでよい。
ただ、意味の無いパフォーマンスは如何なるものか?
繰り広げるパフォーマンスを家族が見たらどう思うか?
成功したいのであれば家族が失望する事はやらないことだ。
勝者は尊敬される人で在り続ける努力を怠らない。
情報発信はどんなものでも慎重になるのが当たり前。
守るべき愛する人がいない、信頼する仲間もいない。
結局そんな人が意味の無いパフォーマンスを繰り広げる。
事実を見れば裏にある諸々の事情が浮かび上がる。
成長するためには一旦は縮めることが肝要。
樹木も枝を落とすから翌年には新たな枝が伸びてくる。
伸びきったバネは一度は縮めないと伸び代がない。
企業も人も強く大きく成長させるには、
何処かで一旦は潔く縮めることが必須である。
横に伸びすぎた枝はないか?
伸び代に余裕を持たせているか?
これらを放置した状態で成長を期待すべきではない。
縮まる覚悟が無い者に期待する根拠は何処にも無い。
昔から自分の事を「大器晩成」だと言う人がいる。
しかし、これは二度と言わない方が良いと思う。
「今まで成功した事がない」ことを自ら認めているから。
そして、結果に対する原因を潔く認めていないから。
何事も過去の原因が在って今の結果が起きている。
今現在の小さな達成に対して大いに満足し、
人生の大きな目的の未達成を不満足とすること。
勝者は「満足の陰陽バランス」を上手く取れる人。
事が起きて咎められると、
「真否を説明したい」と再考を促す人がいる。
真否を説明したところで事実は変わらない。
多くの場合は真実か否かが問題なのではなく、
他者に疑われるような人間性に問題がある。
先ずは、それを真摯に受け入れるべきだ。
一度たりともクロだと疑われた者は、
潔白が証明されたところでシロにはならない。
良くてグレーと受け取られるのもまた真実。
常日頃から正しい人としての道を歩むことが肝要。
詐欺だインチキだと言われる人は、
綺麗に言い訳を並べても疑惑は更に深まるだけである。