2024年11月14日 06:00
相手が示した案のうちどちらかを選んでもアウト。
それならばと自分の考えを示してもアウト。
何を選んでもアウトの連続で奈落の底に落ちていく。
しかし何故そうなるのだろうか。
この問いに明確な回答が出せないからに他ならない。
常に自分の利益を優先する人が陥る奈落の底症候群。
実は這い上がるのは極めて簡単である。
損得思考を捨て相手の気持ちを優先すればよいだけだ。
相手は今どんな回答が欲しいのか、
それが明確且つ瞬間的に解るまで奈落の底症候群状態は続く。
もがけばもがくほどに更に深い底に落ちていく奈落の恐怖。
いっそ沈んでもいいやと開き直ったらどうだ?
案外力が抜けて素直に相手の気持ちが解るかもしれないから。
※従心(じゅうしん)とは、孔子論語の「七十にして心の欲するところに従えども矩 (のり) をこえず」という節を起源とする70歳代の呼び名である。