2024年9月18日 06:00
最近の日本人は正しく日本語が使えないと言われて久しい。
昔から存在する言葉を思い込みだけで使っている人もいる。
そして多くの言葉の誤用に気付いてない。
例えば「うがった」という言葉は「穿った」と書き、
「物事を深く掘り起こして考える」という肯定的な意味である。
ところが「疑いをもって」などの意味で使っている人が実に多い。
言葉の持つ響きだけで思い込んでいるのか、
それとも誤用している人の真似をしているのか、
何れにしてもいい歳をして言葉の誤用は恥ずべき行為である。
正確に知らない言葉の乱用は自身の株を下げるだけだ。
※従心(じゅうしん)とは、孔子論語の「七十にして心の欲するところに従えども矩 (のり) をこえず」という節を起源とする70歳代の呼び名である。