2024年7月 5日 06:00
いよいよ東京都知事選挙の投票日がきます、小池氏が続投となるのかそれとも新たな都知事が誕生するのか、久しぶりに都民である私は大いに今回の選挙に注目しています、それにしても今年の都知事選は異例尽くめです、立候補者数も然ることながらポスターをめぐる違反者続出で選挙管理委員は大忙しだったでしょう。
さてここで私が今年の都知事選で注目しているのは若い人が政治に興味を持ち始める流れが起きたことです、これまでの「誰がやっても同じだから選挙に行かない」という人もネットで検索したり誰に投票するかと政策を吟味するようになっているのには驚きます。
世界三大都市の東京の知事ともなれば中央政権ばかりか主要国も無視することはできません、国策の多くが東京の動きで影響するのですから、その意味では政治は数の理論そのものだといえます。
ところで「東京を変え日本を変える、政治屋の一掃」というフレーズで立候補した人がいます、小泉政権の誕生時に自身が身を置く党であるにもかかわらず「自民党をぶっ壊す」というフレーズや意気込みと同じ匂いを感じています、まだまだこういう真のイノベーター精神を持っている人が若い世代にもいたのですね。
たとえ今回落選したとしても先があるし必ず後に続く人が生まれてきます、この持続的な流れを起こしたことは大いに評価に値します、「自分の国の未来を自分で決めることができる、そのための選挙なんだ」という意識も若い人に生まれてきます、結果はどうであれこの流れは是非とも継続してほしいと願います。
ところで今年は先日プーチン氏の続投が決まりましたが暮れにはアメリカ大統領選があります、日本でも解散総選挙というシナリオがあるかもしれません、いずれにしても首長選挙は時代が誰を望んでいるのかということに集約されます、選挙に勝ったからといって時代が欲した人でなければ安泰はありません、早々に辞任や解任に追い込まれることになるでしょう。