2024年7月25日 06:00
昔から嫌う言葉に「論破」というのがあります、いい歳の人が使うならまだ大人の対応もできますが若い人でも口達者な人は自慢するつもりなのか使いたがります、この「論破」の何が嫌いかと言うと「論破」を意識している人は必ず話しをコロコロとすり替えるからです。
会話の中で争点や論点が意図的に変わります、正確な真実を得て判断することを信条としている私にはとても耐えられる会話ではありません、そこで決別を意識して沈黙に入るのですが何を勘違いしているのか「勝った」とばかりにニヤッとします、論破したと思っているのでしょうが私は「これ以上話しても無駄だから早々に離別しよう、ならばあえて嫌な会話は避けて恨まれないように沈黙を決めよう」と考えているのです。
こんな人とは信頼関係を絶対に結べないし早々に手を切ることがお互いのためです、ビジネスにおいて重要なのは立場や責任ではありません、重要なのは真実が何かです、経営とは真実を分析して次の最善の策を練らなくてはいけないのです。
にも関らず自身に責任が及ぶことを警戒しているのか事実を探られるのを嫌がり話題をそらそうと必死です、まあ潔くない態度にあきれます、まして還暦を越えた私と同年代の昭和の男であれば虚しさと怒りが込み上げてきます。
全てを自分の責任として受け止めなければ政治家なら国民が、経営者なら社員や取引先がついてくるわけがありません、自身で決断した結果責任を全うできないのであれば自から潔く退いてほしいと思います、真実を追求せずに話しをすり替える人に重要な立場を任せられません、例え自身に責が及ぼうが事実を正確に話せない人とは1秒たりとも関り合いたくないのです。