2023年10月13日 00:00
つい先日正月が開けたと思っていたらもう今年も残すところ3ヶ月を切りました、メイン事業会社は大規模案件受注に始まり大規模事業提携に終わる1年になりそうです、今年の夏は名実共に猛暑そのものでした。
話し変わって蝋燭は燃え尽きる直前が最も明るく、ウグイスはあの世へ旅立つ直前が最も美しく鳴くといいます、どんなものでも最期に本分を発揮するものなのでしょう、私のビジネス人生もかくありたいと思います。
隠居を意識しだして早7年、近づくばかりかどんどん離れていきそうだったビジネス人生のXデーですが、今年の流れが正しければ来年の暮れにはゴールがぐっと目前まで迫ってくるような気がしています。
そんな予兆を感じてか既に幾つかの隠居後の準備を粛々と始めています、まず現在のメイン事業会社では未来に憂いを感じる取引先を1年かけたソフトランディングによって契約解除し常に付きまとうストレスからスタッフを解放しました。
また祖業会社では債権債務及び不良資産がすべて片付き会計諸表は起業したての会社のように綺麗そのものになりました、当初の計画では上場企業からの再興から10年で完了する予定でしたが蓋を開けてみたら全てが完了するまでに14年近くかかってしまいました。
40年という歴史ある会社ですが、存続意味が無くなった現在においては株主に理解してもらい残余財産があるうちに解散登記して財産を分配する方向で準備を始めました、この間に引き継ぐべき事業は現在のメイン事業会社にIT関連事業全てを、その他の事業は新社を設立し事業承継も完了しています。
同様に存続させる意味と必要が無くなった幾つかのグループ法人も順次会計諸表を綺麗にし、いずれは他者に譲渡するなり解散登記して身辺整理しておきたいと思っています。
「立つ鳥、跡を濁さず」、隠居の際には後継者にどんな憂いもマイナス資産も残したくはありません、そんな意味でビジネス人生最期の大掃除をしつつメイン事業法人の経営基盤を磐石にしたうえで気持ちよくバトンタッチいたしたく思います。