2023年10月26日 00:00
どの国でも特定の年齢層の人にみられる行動心理というものがあります、日本においては特に特徴的なものの一つに「悲劇のヒーロー・ヒロイン」を演じる人の存在があります。
年齢的にはバブル崩壊直後に大学入学や社会人になった人達で、自身のビジネスやプライベートが上手くいってないと「慰めてほしいオーラ」を放ちます。
SNSには自分の惨めな記事で埋め尽くされています、この現象の一つの要因として「幼少時代のテレビアニメや漫画雑誌の影響の可能性が高い」と指摘する心理学者がいます。
高度成長時代が終わった後のオイルショックは一気に日本経済が冷え込みました、この不景気の影響はバブル経済期直前まで続きました、その経済低迷期に合わせたかのように主人公が不幸の象徴であるようなテレビアニメやドラマが放映されていたことは事実です。
幼少の頃の生活状況とバーチャルでのテレビからの影響、この双方での影響により無意識の領域に「悲劇のヒーロー・ヒロイン像」が固定されてしまったのかもしれません、そして自身の身に不都合や不幸なことが起きると「es」が自我を呼び起こし「悲劇のヒーロー・ヒロイン」を無意識のうちに演じてしまうのです。
また特にこういった女性に共通する言葉が「みんなに愛を」というものです、日常的に「愛」を易々と使うことは普通の人であればありません、しかし彼女らは事あるごとに「愛」を連発します。
その矛先は実は他者ではないのです、愛の矛先は自分自身に対してなのです、つまり「みなさん、私を愛してください」の言い換えの言葉に過ぎないのです、そして慰めの言葉や行為を得ては幸福感を味わうのです。
また男性で特に女性に対して「自分は可哀そうな境遇」だという同情を誘うような愚痴をこぼす人がいます、悲劇のヒーローとの見方もできるのですがこの場合はちょっと異なる極めて陰湿な深層心理が潜んでいます。
ここでは詳しくは話せませんが男性のこういった行為が見られる時には注意深く観察した方が良さそうです、成田離婚に多い男性の特徴でもあります。
自分に信頼を寄せていることが確信した瞬間に突如として豹変する人に多くみられる、ある精神疾患に由来する特徴の一つでもあります。