2023年5月11日 00:00
「私はチャンス到来に備えて学び、いつでもすぐ仕事にかかれる態勢を整えている」
アメリカ16代大統領リンカーンの成功のヒントとも言えるこの一言、過去何百人という経営者と接してきて思うに成功を収めている経営者に共通している事項が「先読み行動」です。
極めて正確に世のトレンドを読み、それに合わせて事前準備を怠らない、そしてまるで時代の流れに合わせたかのように絶妙なタイミングで先駆者利得を得るのです、つまり僅かなチャンスにも乗り遅れないことが肝要です。
成功者を多くの人は運が良いと言います、しかし実際は運などではありません、先を読む計算力と分析力、そして人一倍の努力を惜しまないだけです。
他方、上手く行かない人に共通している事項は他者が上手く時流に乗った成功例を見て、その人と同じ方法を真似てやり始めます。
しかし事業開始の準備が整った時には、その事項は既に成熟し主流に完全に乗り遅れてしまいます、そして言い訳として「自分はニッチを狙う」などと言うのです。
成功している人は過去上手く行かなかったことを振り返り、「ニッチを狙う」とよく言っていたと語るのも面白い事実です、王道を歩めない自身への慰めで「ニッチを狙う」という証でもあります。
阪急電鉄創業者である小林一三の名言に、「金がないから何もできないという人間は、金があっても何もできない人間である」というのがあります。
トレンドを読み必要な準備に資金が無いなら、まずは資金を得るべきであり得る努力もせずにやらない理由にするのであれば、「資金が無いから」と自分に言い訳を言うべきではないのです。
何故なら、「やらない理由」を「できない理由」に常にすり替える人もまた成功していない人に共通する事項でもあるからです。