2022年12月29日 00:00
「作られた自然に虫たちをわざわざ持ってこようなんていうのは嫌いです、虫のほうから自然に寄ってくるような空間でなければ絶対ダメだと思います」
知らない人はいない漫画&アニメ界の巨匠として君臨する手塚治虫の哲学にも似たこの一言、ロマンの中にも実に考えさせられる言い回しをしています。
手塚治虫は漫画やアニメ界に大きな功績と影響を残しました、また独特の哲学を自身の作品に取り入れては世界中にいる多くのファンを魅了しました。
この一言も哲学そのものです、ここで虫と言っていますが未来都市構想などへの提言であり、虫とは生命体全てを指し勿論人間もここに含まれます。
人工的な環境を作り押し込めようとしても、それはやはり住む人も含めて全てが作りものでしかないのです。
自然に皆が集まってくる環境、それが真の理想郷であり、それを作り実現させていくような国であってほしい、政治家は自分でそこに住みたいと思える環境を作ってほしい、その意味でこの一言が光るのです。