2022年6月 2日 00:00
「治世の能臣、乱世の姦雄」
何処にも属さず、一匹狼から天下を取った曹操の有名な一言です。
「平和な時には有能なる参謀に徹するが乱世の時には暴君ともなろう」、曹操は三国志中でも高名にして優れた武将で残した名言もまた数多くあります。
曹操はまた孫子兵法をこよなく愛し、自らその孫子兵法の用法注意書なるものまで作成したほどです。
中でも孫子兵法の基本中の基本である「彼(敵)を知り己を知れば百戦して危うからず」の教えを忠実に実行し、その知恵と知識をフルに活用して自国に平和をもたらしたことは各書に残されています。
近年では1人で起業し、たった10年ほどで上場を果たしてしまうベンチャー企業も珍しくはありません。
しかし、それまでの道程は上場後のその企業や経営者の印象とはずいぶんと異なるものです。
経営者とは時に正攻法に拘ってはいられないこともあります、勝ち残るためには綺麗事ばかりを言ってはいられないのです、それが現実であり成功している企業の事実なのです。
そこまでして勝ち残りも組織を大きくもしたくないと思うのであれば、自分の納得することだけを気の合う人と細々と行えばよいのです。
成功したいのであれば、それがどんな最終形であれ何が自分の目的なのか理想なのかを見失うことなく全うすることが肝要です。
何が何でも夢を実現させたいと思うのであれば、それこそ常にギリギリの選択をしプライドをかなぐり捨てて日々邁進するしかありません。
普通に楽しいことだけをやっていては理想郷の実現などは夢のまた夢で終わります、その事実もしっかりと受け止めるべきことです。
少なくても「言う事だけは一流、やってることは凡人」、これは最たる遇の骨頂というものです。