2022年6月 4日 00:00
ところで「成功」とはいったい何を指して言うのでしょうか、私はこれを考え続けて40年、この歳になってようやくその答えを見つけることができました、一言で言えば「自分の居る場所が有って、自分の目標に向かって自由に歩め、その結果において社会と関っていること」でした。
若い頃は違います、まずは自身の満足感が中心になります、でもこれが数々の経験を通してくると変わってくるのです、自分の幸せ事などは小さなことでしかないのです、そしてそれに満足したとしても誰にも評価されることはありません、つまり世間に受け入れられずに「人生の成功」などは有り得ないのです。
何故なら全てが自己完結の狭い範囲での独善的な思考だからです、世界的に名を残している歴史的な成功者はみなこの一言を最終的に全うしている人だと思います、隠居しても尚も社会と関われる場所が有る、自分を頼る人がいてその人の為に行く場所が有る、こんな幸せがどこにあるでしょうか、そしてこれを成功と呼ばずに何と呼ぶのでしょうか?
他者から頼られなくなったらお終いです、成功とはビジネスなどではありません、思ったように生きられた人生のゴールです、これを達成できた人を私は「人生成功者」と呼んでいるのです、この人生成功者のゴールに向けてマイペースに歩めること、こんな幸せなことはありません。
この結果において社会と何らかの関り合いを維持できるという最高の幸せ、これができて初めて「一人じゃない」という本当の幸福を実感できるのではないでしょうか、経営者交流会を開催していたときに私が考えたキャッチコピーである「もう、一人じゃない」とは他者に対して共感を促すために作った言葉ではありません、それぞれが無意識のうちに記憶され何かの拍子に脳裏に浮かぶような言葉として考えたものです。
自身が本当の幸せを得られていないとしたらこの感覚を真に理解することはできません、ましては意味も解らず使っても生むものもありません、この心境になるときは自身の中で成功を真に実感できたときなのです、この3つの事項を常に意識していきたいと思います、そうすれば極自然にそれに向かって自分もそして周囲もまたすべての事項も自然に進みだすのだと思うのです。