甘みが強く栄養価が高いマルベリー。こちらは「桑の実」です。
桑は蚕のエサとして栽培されたもので、野生化した桑の木が里山には点在しています。
正確には、実がたくさんつくよう改良品種した桑の木をマルベリーと呼んでいます!
生の桑の実はとても傷みやすいため流通品は皆無となっているのだそう。
冷凍の桑の実は期間は限られますが通販で手に入るようです、ただ養蚕業が衰退した現在はお値段がとっても高いです・・。
生のマルベリーは甘みが強いのが特長ですが、赤い実は酸っぱすぎてビックリします!黒くなった実がとても美味しいです!
そしてマルベリーのすごいところは、その美味しさだけでなく栄養価。とくにビタミンCや鉄分が豊富で、またカリウムはフルーツの中ではトップクラスの含有量といわれています。
アントシアニンやカルシウム、マグネシウム、食物繊維なども摂取できます。
なかなか手に入らない生の桑の実を毎日食べられるのは贅沢なことなのでとてもありがたいです。
こちらを毎日食べ続けていたら、最近肌が白くなったね、と言われることが増えました!
一般的には、赤から黒になる、と言われていますが、よく観察するともっと細かい色の変化を楽しむことができます!
ちなみに、代表は緑・白・黄色・オレンジ・赤・紫・黒、という七色に変化することから、レインボーベリーと命名しているようです。
東京のベランダ菜園で長らく楽しませていただいたこのマルベリーも、いよいよ本丸へお引越!自然界へデビューです!
どのように育つのか楽しみです。元気に大きくなりますように。
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レイズドベッドづくりに挑戦しました!
レイズドベッドとは、レンガやブロックや石を積みあげたり、木材などの板で囲ったりして地面よりも高くなっている上げ床の花壇のこと!
通常、花壇は区切りのために地面に作られるのが一般的ですが、レイズドベッドは中に土を入れ、地面より高い位置に植物を植えることになります。

中に土を入れ植物を植えるという意味ではプランターも同じなのですが、プランターはあくまで地植えではなく鉢植えとなるため、土の量も限られていますし肥料や水やりなどのお手入れの必要もあります。
対してレイズドベッドは、地面の土に接しているため地植えとして扱うことができ、プランターよりも面積が広く土の量も多いため、さまざまな植物を植えることができます!
また、水はけや風通しも良く、庭の土が粘土質だったり硬かったりして植物を育てるのに向いていない場合でも、レイズドベッドに質の良い培養土を入れることで栽培環境を改善することができるのだそうです!
完成したら設置!
土壌菌が活性化するように大きさを計算してこのサイズにしたそうです、横に5mmほどの隙間を設けて酸素が土壌に取り込まれるように考えられているそう!
水平に設置するのは難しく、何度も何度も微調整してようやく設置ができます!

↓花壇の底に大量の緑肥を敷き詰めていきます!
緑肥というのは自然の木片や枯葉などで分解熟成することで炭素が窒素に置き換わり肥料を与えなくても自然に窒素が供給されることを狙っています。
排水性をよくするために軽石や砕石などでもよいという情報を見ますが、今回は無農薬&無肥糧を実践するための実験!ですから、緑肥のみです。

↓その上に畑の土を入れていきました。畑の土は質の良い培養土なのでそのまま使うことができました。



今回はじゃがいもの苗を植え付けました!
たーっぷりと水をあげて完了です。

レイズベッドづくり、いざ手伝ってみようとするとほんのわずかな土しか掘れません!!
スコップ持った時点でもう重い・・畑や土に関わる作業がこんなにもたいへんだとは知りませんでした。
そんなわけでまったくの戦力にならなかったわたしですが・・(笑、楽しかったです!
きれいな花がたくさん。


庭のフキノトウも収穫できました!
こんなにたくさん獲れてめちゃくちゃ嬉しかったです!

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日常に野草を取り入れて楽しんでいます。
過酷な環境で育つ野草。
人の手でお世話して育てたらどうなるか、試してみたくなりました。
今回栽培してみたのはタンポポの仲間であるオニタビラコ。
ベランダ菜園に使っている土にオニタビラコの種をばさっと撒いてみました。
タビラコ(コオニタビラコ)はおなじみ春の七草の「ホトケノザ」で、
オニタビラコと同じキク科の花ですが、厳密にはオニタビラコはタビラコ(コオニタビラコ)とは属が違い別属の花になります。
散歩道でもよく目立つのはこのオニタビラコの方なので、誰もが見かけたことのある野草でしょう。
使用した土は数年かけて作った自家製の腐葉土で、豊富な栄養を含んだ土です!
土だけでなくタビラコへの水やりにもかなりの神経をそそぎました。
あげすぎてもダメ、あげなすぎてもダメ、です。
天気予報は欠かさずチェックです、天候によって微妙な見極めが大切です。
過酷な環境で生きる野草に、この至れり尽くせりの環境を与えたらどのような成長になるのか期待していたのですが、観察をしていて不思議なことに気が付きました。
現在育てている他の植物たちはこの栄養たっぷりの土でぐんぐん成長しているにもかかわらず、タビラコだけがいつまで待ってもなかなか芽が出てこなかったのです。
そして、成長速度も野のものとは違って、全然大きくなりません。
こちらは一か月近く経ったタビラコの様子です。
やっと大きなもので10cmほど成長しました。
箱の奥に茂っているのはパセリです。

ちなみにこちらは、
一年中日光の当たらない、荒れた土という過酷な環境で見つけたオニタビラコです!

なんと75cm!!


やはり野草には野草らしく、その強靭な生命力を活かして、自然に任せて育てる方がよいかもしれない、と分かりました!
植物はいろいろな気づきをくれて本当に面白いです。
今後も、適度に見守りながらお世話していこうと思います!
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ミニダイコンを育てています!
ミニダイコンなら畑が無くてもプランターで育てることができるのでうれしいですね。
そして、栄養価の高い葉の部分をたくさん食べられるのもメリットです。
↓可愛いかいわれが出てきました。

↓さきほどのあの可愛いかいわれさんが巨大に成長しました!
約30日ほど経ったと思います。
この葉で光合成によってどんどん栄養を作って根や茎に蓄えていきます。
だから根野菜は葉の間引きをしないのか・・
初歩的なところからとても勉強になりました!

↓さらに30日後!
根と茎がプランターからはみ出そうなほど成長してきました!
ダイコンの白い部分はほとんどが根で、上部の細かい根が生えていない部分が茎になります。
いろいろな形のかわいいダイコンができました!

いざ生を試食・・
これまで強烈な風味を持ついろいろな野草を食べてきたわたしはちょっとやそっとの苦みやえぐみでは動じないのですが、このダイコンはそんなわたしが悶絶するほどの味・・!!!
辛い、とにかく辛い!ワサビと同じ鼻にくる辛さです!!
わたしは生ではほんの少ししかかじることができません。
スーパーでよく見かける大きなダイコンは大きく育つよう品種改良され水分で大きくされています。いわゆる水ダイコンと言われています。
つまりこの小さなミニダイコンと細胞数は変わらないということです!
こちらのミニダイコンは無理矢理に水分で膨らませていない分、味がギュッと濃縮されとても辛いのです。

↓日本由来の品種改良されていないダイコンは、カブと同じように皮が剥けます。京ダイコンなどもそれにあたります。
水ダイコンとは違って細胞の水分が少ないので、食感もカブとまったく同じです!

こんなに辛いのですが、その分熱を入れると水ダイコンに熱を入れた時よりも遥かに甘くなるのも不思議です。
より辛さが増しますが、すりおろしてもとても美味しいです!
消化を助けてくれるのも、ありがたいですね!
ミニダイコンは家庭菜園でおすすめされている野菜なので、ぜひ挑戦してみるのも楽しいかもしれません!
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