
代表のオフィスの庭の石の間からいつの間にか生えてきます。
樹高は10〜15mほどに達する落葉高木で、根は地中深く広く張り、根の皮(桑白皮:そうはくひ)は生薬としても利用されます。
幹は灰色を帯びた茶色で老木になると縦に不規則な裂け目が入り枝は非常に柔軟で折れにくく若枝は淡い褐色をしています。
葉は形の変化が激しく卵形のものから深く3〜5つに裂けるものまであって縁には鋸歯(鋭いギザギザ)、表面には光沢がありカイコの唯一の食料として有名です。
花は雌雄異株(または同株)で小さな花が集まった尾状の花序を形成し、風媒花(ふうばいか:風によって運ばれる花粉で受粉が成立する花)で花びらがないためあまり目立ちません。
実は最初は白や緑ですが6月頃に熟すと赤から暗紫色になりマルベリーと呼ばれ甘みがあり食用(ジャムや果実酒など)になります。
※熟しても白いままの品種もあります。
非常に栄養豊富で、ビタミン、ミネラルのほか、抗酸化作用を持つアントシアニンなどのポリフェノールも含まれ、その栄養価の高さから「スーパーフード」としても注目されています。
日本に自生するヤマグワと非常によく似ていますが、マグワは葉の表面のツヤと雌花の花柱(雌しべの付け根)がほとんどない点で見分けることができます。
マグワ(真桑)は古くから養蚕(ようさん:カイコの飼育)で親しまれ、一般的にクワ(桑)と呼ぶ場合このマグワを指すことが多く、日本各地に「桑」の付く地名が多いのはかつて養蚕が盛んだった名残です。
学名:Morus alb
分類:クワ科クワ属
開花時期:4〜5月

代表の本丸に数本植樹され旺盛に枝を伸ばしています。
樹高は15~20mに達する高木でまっすぐ縦に伸びる直立型で赤い実と葉の緑が美しいことから庭木としても人気があります。
根は比較的浅く広がる性質があり、幹は赤褐色で縦に細かく剥がれ、材は緻密で加工しやすく古くから工芸品や建築材として古くから珍重されてきました。
枝は密に分岐し樹形は整いやすく葉は常緑性の針葉樹で長さ1.5〜3cmの平たい線形の葉をつけ葉先は鋭く尖り裏側は淡い緑色をしています。
花は雌雄異株(雄株と雌株が分かれている)で目立たない小さな花を咲かせ、雄花は黄色で丸く雌花は緑色で小さいです。

実は9~10月に熟し種子の周りが赤くゼリー状の仮種皮(かしゅひ)に包まれた独特の形で甘く鳥が好んで食べます。
この仮種皮以外の葉、種子、樹皮にはタキシン系アルカロイドの毒性があり、特に葉や種子を摂取すると嘔吐や呼吸困難、重症の場合は心臓麻痺を引き起こす危険性があるので庭木として扱う際は注意が必要です。
名前の由来はこの木の材質が最も優れているとされ朝廷で位の高い人に献上する笏(しゃく:儀式用の細長い板)の材料として使われたことから「一位(イチイ)」という名前がついたとされています。
このイチイと似た木にキャラボクがありますが、キャラボクは雪の重みなどで枝が横に広がりやすくなった特性を持つ品種が選抜されたものであまり大きくならない1〜3mの低木です。
イチイ(一位)とキャラボク(伽羅木)はどちらも同じイチイ科イチイ属に属(キャラボクはイチイの変種とされることが多い)しますが、最も簡単な見分け方はイチイは直立型でまっすぐ縦に伸びる15〜20mになる高木で、キャラボクは横に這うように広がるあまり大きくならない1~3mの低木なので「イチイは縦キャラボクは横」と覚えると簡単です。
さらに細かな見分け方が枝の先端の葉のつき方で、イチイは葉が枝からV字型に開いてつく傾向があり、キャラボクは葉が枝の周囲に放射状にやや密につく傾向があります。
学名:Taxus cuspidata
分類:イチイ科 イチイ属
開花時期:3~4月

代表のオフィスの中央の庭に植樹されています。
樹高は30cm〜1mほどのもともと林の中に自生する半日陰を好む低木で成長が遅く形が崩れにい樹木です。
根は細く密生して比較的浅く張り、湿り気のある土壌を好みます。

幹は細く直立して伸び若い茎は緑色ですが成長するにつれて木質化し灰色がかった茶色になります。
枝はあまり分かれず上部で数本の枝が広がる「傘状」の樹形になります。
葉は長さ10cm〜15cm程度の厚みのある長楕円形で茎に対して互い違いに生える互生(ごせい)で、表面に強い光沢があるとともに縁が波打って隆起した部分に腺点(せんてん)と呼ばれる小さな膨らみがあります。
花は枝の先に散形花序(傘のような形)を形成し小さな白い花を咲かせ花冠は5裂して反り返り真ん中に黄色い雄しべが目立ちますが、花自体は葉に隠れるように下向きに咲くためあまり目立ちません。

実は直径6〜8mm程度の球形で冬に鮮やかな赤色に熟し翌春まで長く枝に残るのが最大の特徴です。
正月の縁起物として古くから親しまれ、赤い実をたわわにつける姿が美しく庭木や鉢植えとして非常に人気があります。
マンリョウの実は葉の「下」にぶら下がるように付きますが、センリョウの実は葉の「上」に実がなるので見分け方の最大のポイントです。
名前の由来は同じヤブコウジ属の「ジュウリョウ(十両):いわゆるヤブコウジ」や別属のセンリョウ属の「センリョウ(千両)」に比べ、実が大きく数も多くより豪華に見えることから「マンリョウ(万両)」と名付けられました。
江戸時代から縁起物として実が熟してもなかなか落ちないことやその富を象徴する名前から商売繁盛や家運隆盛を願う縁起木として重宝されてきました。
また、白い実をつける「シロマンリョウ(白万両)」もあり、赤と白をセットで植えることもあります。

代表の本丸に分散して数本あるいわゆるスモモですがほとんどが老木です。
とは言え、いろいろ愉しませていただいております。
樹高3〜5mほどで根は比較的浅い位置に広く張る性質があり、極端な乾燥にはやや弱い反面、水はけが悪いと根腐れを起こすので通気性と保水性のバランスが良い土壌を好みます。
幹は灰褐色から暗褐色で若木は滑らかですが成木になるにつれて樹皮に割れ目が生じゴツゴツとした質感になります。
枝は直立気味に伸びやすく勢いの強い徒長枝(とちょうし)が出やすい傾向があるので果実をつけるためには枝を横に広げるように誘引し短い枝(短果枝)をたくさん作ることが重要となります。
葉は長卵形で先端が尖っていて縁には細かい鋸歯(きょし)があり、表面は光沢のある緑色で秋には黄色から赤に紅葉し冬には落葉します。

花は直径2cmほどの白い5弁花を枝いっぱいに咲かせ、桜に似た可憐な花で観賞用としても愉しめます。
自分の花粉では実がならない自家不結実性が強いため、受粉樹として「サンタローザ」や「ビューティー」などの別品種を近くに植える必要があります。

実は緑色がかった濃い赤色で完熟すると全体が赤黒くなり、表面には「ブルーム」と呼ばれる白い粉状の物質がつきます。

果肉は皮の色とは対照的に鮮やかな深紅色をしています。
学名:Prunus salicina 'Soldum'
分類:バラ科サクラ属
開花時期:3月〜4月由来

代表のオフィスに昭和な感じの形で1本、本丸の庭にあまり剪定されずに2本植樹されています。
ご存知のように日本の海岸線に多く自生する常緑針葉高木で、その名の通り黒っぽい樹皮が特徴でアカマツ(赤松)に比べて葉が固く潮風に強いことから雄松(オマツ)や男松(オトコマツ)とも呼ばれます。
赤松は雌松(メマツ)。

樹高は20〜35m程度ですが40mに達することもあり樹冠は若木では円錐形ですが、老木になると枝が太く水平に広がり傘状を呈します。
日当たりと水はけの良い場所を好み根は深く伸びる性質があり、幼木から育てられたものは深く根が伸びるため耐風性が強くなります。
根には酸素を好む共生菌がいるため空気を含む土壌が必要です。
幹径は3mになることもあり樹皮は幼樹では薄い灰色がかった黒色から老樹になると灰黒色を呈し、厚く亀甲状に深く裂け目が生じるのが最大の特徴です。
葉は2本ずつ束生(そくせい:束のように見える付き方)する二葉で断面は半円状、長さ10〜15cmの針形(松葉)で赤松より太く硬く先端が尖っていて触ると痛いです。

花は紫紅色の小さな松かさ形でほぼ球形をし、雌雄同株(一つの株に雄花と雌花がつく)の雌雄異花(雄花と雌花が別々につく)で、雄花(雄球花:ゆうきゅうか)は新しい枝の根元の方に多数群がって付き雌花(雌球花:めしきゅうか)は当年の枝の先端に2〜4個付きます。
実(球果)は長さ4〜6cm、径3〜3.5cmの卵形で一般的に言われる松かさのことで雌花が成熟したもので開花した翌年の秋に熟します。
球果が熟すのに1年半かかるので一つの枝に「雌花」「1年目の球果」「種子を散逸した後の松かさ(2年目の球果)」の3世代を確認できることがあります。
種子は翼があり風に乗って散布されます。
学名:Pinus thunbergii Parl.
分類:マツ科マツ属
開花時期:4〜5月