2024年2月 2日 08:00
ティアックが1998年に発売したハイコンポ、アーネスト300シリーズのFMチューナーのT-H300(1999年頃発売、定価不明)です。
アーネスト300シリーズは、所謂横幅21CmのハーフサイズのハイコンポでプリメインアンプのA-H300を中核にFMチューナーやCDプレーヤーがラインナップされています。
最後のCDプレーヤーのPD-H300の発売が2000年ですので、おそらく1999年頃にT-H300が発売されたと推測しています、また価格も不明ですがA-H300が3万円ですのでおそらくですが2万円程度だと思います。
ティアック T-H300
このT-H300の購入の目的は聴く為ではなくスピーカーのエージングの為でした。
しかし、購入したてのスピーカーをエージングしようと音を出したら結構良い音で鳴ってくれるのです、FM放送の特徴的な男性のボソボソ声や女性の鼻詰まり声ではなく意外や聴きやすいナチュラルな音なのです。
ジャズなどでは低音域もずっしりと出てくるし、中高音もシャープで切れ味が綺麗です。
ニュースや音楽番組でワーキングBGMとして全然ストレスなく長時間聴いていられます、もしかして意外な掘り出し物かもしれません。
しかも待機中は時計としても使え勿論タイマー機能も付いています、70年代のテクニクスの斬新だったデジタルFMチューナーのようです。
チューニングはマニュアル式で選曲時の感触は悪くないです、感度もそこそこでコンパクトサイズでタイマー機能を使っての寝室用のおやすみBGM用途など意外や今後出番がありそうです。
中古で1万円以下で購入できますので、デスクトップオーディオ用などにはコンパクトで丁度良いかもしれません。
流石にティアックですね、エントリークラスの製品でも手を抜きません、この技術に素直に向き合う姿勢が本当に素晴らしいのです。