2024年12月23日 08:00
いつもオーディオアクセサリー等を購入しているオーディオショップのネットモール、その中古品コーナーに何とも懐かしい製品を見つけて思わずクリックしてしまいました。
その懐かしの製品とは、カラオケ業務用のパワーアンプBMB・DA-03(発売日2010年以降、定価12万円)です。
何が懐かしいのかというとメーカー名です、実は10年前まで私のメインの会社がBMBと同じ親会社傘下の子会社となっていたからです。
当然のこと、BMBの仕事もしておりカラオケ機器のコマンダー(通信機器本体)などを手掛けていました。
もう一つの購入理由は近い将来本格的なホームカラオケを構築しようと考えていて、高出力のガンガン鳴らせるアンプが必要になると考えていたのでちょうど音質を自宅でも確認したいという思いもありました。
更にもう一つの理由があるのです、これはオフレコですが当時カラオケ機器第二位のBMBはコマンダー類は全て自社開発ですが、こういったオーディオ部門の製品は外部に委託生産していました、そしてこのDA-03の設計製造はなんと技術力を誇るティアックなのです。
ティアックといえば当時高音質デジタルアンプを製品化していましたし、しかも片チャンネルで150Wの高音質ハイパワーデジタルアンプときたら即買いでしょ!
BMB DA-03
下に鎮座するのがDA-03、上はデノンのCDプレーヤーDCD-755RE
さて、音質テストはCDダイレクトでリファレンスソースにロン・カータートリオとボイスでは高橋真梨子で行います、何故ならカラオケ用機器だからソースもそれなりの音が入ったものにしないと意味がないわけです。
高音質なCDプレーヤーと評判のデノンDCD-755REという最新の機器をプリアンプ無しでダイレクトに繋ぎます。
かなりボリュームを絞っていたのですが、音出しするや否や地響き立てて爆音・・・、心臓がバクバクで耳がジーンとなり1時間の休憩後に再度確認という事態に、いやー久しぶりにやってしまいました。
上記の時にはボリューム位置は8時の位置、そして再確認の時にはゼロにしてから聴ける音量まで上げようとしたのですが、ほんのちょっと回した位置ですでに爆音です、でもこれ以上絞れないのでこの状態で視聴します。
音質的には世に言うドンシャリ系です、でも流石にカラオケ用ですボイスの音色は最高です、ガンガン前に出てきます。
ダイヤトーンDS-200ZAからPA用スピーカーのビクターPS-B552Bに繋ぎ変えてみたら、この傾向が更に増してガンガン音が前に張り出してきます。
ただこの時点でのPS-B552Bは購入したてでエージングしておらず低音域が出てきません、音質評価の参考とはなりませんが鳴り方というか音色の傾向はしっかり参考になりました。
また、低音の響きが結構ジャズやロック向きだなと感じました、全然もたつきもなく不足感もありません、ダイレクトでここまで伸びていれば文句なしです、ここは流石にティアック製ですね。
いやいや結構使えるじゃないですか、2014年ごろの製造らしくちょっと傷が入っていますがその他はピカピカです、これはホームカラオケで使いましょう。
使い道としてはチャンネルデバイダーで200Hz以下に絞り、パッシブ型のサブウーハーを使っての重低音域用のアンプにぴったりだと思います。
JBLの38Cm大口径ウーハーユニットを2つ使ったダブルウーハーと是非組ませて床が揺れるほどの低音を出してみたいと思います。
JBLの大口径2発でのパッシブサブウーハーは過去に実験していますが、本当に重低音で地震のように床が振動します、これはかなり癖になること間違いなし。